2023年6月にデビュー45周年を迎えた、日本を代表するロックグループ「サザンオールスターズ」。
今でもサザンにしか出せない魅力的な楽曲をリリースし、ファンたちの期待に応え続けてくれています。
この記事のもくじ
サザンオールスターズってどんなバンド?
昭和から令和の現在に至るまで、最前線で活躍し続けている「サザンオールスターズ」。
数々のヒット曲を生み出しており、曲名は知らなくてもメロディを聴くと「この曲知ってる!」となる作品も多いでしょう。
長きにわたりファンに愛され続けているサザンオールスターズとは、どんなバンドなのでしょうか。
まずは、国民的アーティストであるサザンオールスターズについて解説します。
今なお活躍し続ける超ド級バンド!
サザンオールスターズは青山学院大学の音楽サークル「BetterDays」に所属するメンバーたち6人で結成されたグループ。
1978年6月25日にリリースしたシングル曲「勝手にシンドバッド」でメジャーデビューを果たしました。
その後、3枚目のシングル「いとしのエリー」が大ヒットを博し、現在に至るまで数々の名曲を生み出し続けています。
デビュー当時は歌謡曲が全盛期でしたが、サザンオールスターズは歌謡曲とは真反対に位置するようなロックが主体。
世の中の風潮に左右されず、自分たちの音楽を創り出し続ける姿勢が周囲の注目を集め、唯一無二の存在として多くのファンに愛され続けています。
活動休止期間を経て復活
3枚目のシングルが大ヒットし、その後も数々のテレビ番組の主題歌やCM曲に起用されるなど、順風満帆に見えたサザンオールスターズ。
しかし、彼らは史上初となる日産スタジアム4DAYS「真夏の大感謝祭30周年記念LIVE」を成功に収めた後、2008年8月に無期限活動休止を発表しました。
国民的ロックバンドとしての地位を確立した最中の活動休止は、多くのファンに衝撃を与えたでしょう。
メンバーそれぞれの思いのままにソロ活動を続け、活動休止から5年後となる2013年6月25日に活動再開を発表します。
活動休止発表時に言っていた「グループとしてパワーアップする」という言葉を実現するかのように、さらに魅力的で刺激的なロックバンドグループへと成長を遂げました。
ソロでも大活躍
サザンオールスターズは、グループ活動とソロ活動を交互に行いながら、ファンに斬新で刺激的な音楽を贈り続けています。
メンバーで最初にソロデビューを果たしたのが原由子で、桑田佳祐プロデュースによる「I Love Youはひとりごと」を1981年にリリース。
その後も、ソロとして勢力的に活動を続けています。
ボーカルの桑田佳祐は、1987年の「悲しい気持ち(JUST A MAN IN LOVE)」でソロデビューし、2022年にはソロとしての35周年を迎えました。
音楽活動以外にも、関口 和之は小説家や漫画家、俳優として活動し、松田弘は毎年開催されるライブイベント「BEATCLUB NIGHT」を主催を務め、野沢秀行は書籍を発売するなど、メンバーそれぞれがソロでの活動を行っています。
サザンオールスターズメンバーのプロフィールを年齢順に紹介
サザンオールスターズは個々の才能を活かして、ソロでも勢力的に活動しています。
グループでもソロでも活躍しているのは、それぞれに魅力があるからこそといえるでしょう。
こちらでは、サザンオールスターズメンバーのプロフィールを紹介します。
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野沢秀行
名前 | 野沢秀行(のざわ ひでゆき) |
担当 | パーカッション |
誕生日 | 1954年10月19日 |
年齢 | 70歳 |
出身地 | 東京都 |
グループのムードメーカー的存在の野沢秀行。
「毛ガニ」「ケガちゃん」の愛称で呼ばれており、陽気な性格でメンバーからもファンからも愛されています。
ボーカルの桑田佳祐は「正直、サザンオールスターズの音楽はパーカッションがいなくても作れる」と語ると同時に「でも彼がいないとサザンに華がなくなる」と彼への愛を綴っています。
31歳の頃に椎間板ヘルニアに突如襲われ、一時期は音楽活動が出来ない時期もありました。
しかし、毛ガニの医療チーム考案のトレーニングを経て30年にもわたる腰痛を克服しサザンを盛り上げてくれています。
関口和之
名前 | 関口和之(せきぐち かずゆき) |
担当 | ベース |
誕生日 | 1955年12月21日 |
年齢 | 68歳 |
出身地 | 新潟県 |
穏やかな表情から優しい性格が伺える関口和之。
ベースとして結成当初からグループを支え続けており、桑田佳祐から「サザンの要」と評価されるほど必要不可欠な存在です。
ウクレレ奏者としての一面ももっており「ウクレレピクニック・イン・ハワイ」を主宰・出演するほど。
2021年4月からFMヨコハマにてラジオ番組「波のまにまにあ」のDJを務めるなど、ソロとしても活躍されています。
桑田佳祐
名前 | 桑田佳祐(くわた けいすけ) |
担当 | ボーカル・ギター |
誕生日 | 1956年2月26日 |
年齢 | 68歳 |
出身地 | 神奈川県 |
サザンオールスターズのリーダー兼ボーカルを務める桑田佳祐。
作詞作曲も彼が担当し、数々のヒット曲を生み出している、天才的な音楽センスの持ち主です。
特徴的なしゃがれた声色と抜群の歌唱力を武器に、サザンとしてもソロとしても勢力的に活動しています。
還暦を過ぎた現在でも多くのファンを魅了し続ける彼の活躍に、今後も目が離せません。
松田弘
名前 | 松田弘(まつだ ひろし) |
担当 | ドラムス |
誕生日 | 1956年4月4日 |
年齢 | 68歳 |
出身地 | 宮崎県 |
ドラムに加え、コーラスで楽曲に彩りを加えている松田弘。
かっこいいバチさばきや、安定感のあるドラムテクニックが高く評価されており、ライブで魅せる彼の演奏姿に心を奪われます。
透き通ったハイトーンボイスからなるコーラスも絶妙で、サザンの楽曲に彼のコーラスは欠かせません。
サザンオールスターズのいくつかの楽曲ではボーカルを担当しており、ドラム演奏にコーラス、そしてボーカルもこなす抜群の音楽センスの持ち主です。
原由子
名前 | 原由子(はら ゆうこ) |
担当 | キーボード・ボーカル |
誕生日 | 1956年12月11日 |
年齢 | 68歳 |
出身地 | 神奈川県 |
サザンの紅一点としてキーボード及びボーカルを担当する原由子。
「ハラボー」の愛称で親しまれており、ボーカルの桑田佳祐の妻でもあります。
バンドとソロでの活動を見事に両立しており、1991年リリースのアルバム「MOTHER」は、数々の賞を受賞するなど大ヒットを博しました。
サザンの楽曲のアレンジや、コーラスなどの編曲は彼女が担当しており、桑田佳祐が生み出す楽曲をより魅力的に仕上げています。
サザンオールスターズを脱退したメンバー
2024年現在、5人で活動しているサザンオールスターズですが、過去にはメンバー脱退という悲しい経験もあります。
長年オリジナルメンバーで活動を続けていたグループだっただけに、突然の脱退報告にショックを受けたファンも多かったです。
こちらでは、サザンオールスターズを脱退したメンバーについて、理由や現在の活動を紹介します。
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大森隆志
大森隆志は脱退する2001年8月7日まで、メンバーとしてグループを盛り上げてくれた、サザンの大切なメンバーの一人。
グループではギタリストを担当しており、ファンの間からは「ター坊」の愛称で親しまれていました。
ソロ活動に集中するということを理由に、惜しまれながらもグループから脱退。
現在は大森隆志としてソロとして音楽活動を続けています。
サザンオールスターズのサポートメンバー
サザンオールスターズの活躍を語る上で欠かせないのが、彼らを支えてくれているサポートメンバーの存在です。
ギターを担当するサポートメンバーの一人・斎藤誠(さいとう まこと)は、桑田佳祐とは大学の先輩・後輩の関係です。
自身もソロのギタリストとして活動しており、ライブを陰から盛り上げてくれています。
ほかにも、コーラスを担当するラッパーのTIGERや、キーボードを担当する片山 敦夫など、サザンオールスターズはたくさんのサポートメンバーに支えられているのです。
メンバーとサポートメンバーたちの一体感のある演奏は、ライブ会場を最高潮に盛り上げています。
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サザンオールスターズの名曲・人気曲5選
2023年にデビュー45周年を迎えるサザンオールスターズは、数多くの名曲を生み出しています。
配信シングルなどを含めるとかなりの楽曲数になるので「どれから聴こうかな」と迷ってしまう人もいるでしょう。
そこでこちらでは、名曲揃いのサザンオールスターズの楽曲の中でも、特におすすめの人気曲を厳選。
令和となった現代でも色褪せない名曲たちを聴きながら、サザンオールスターズの魅力を味わいましょう。
TSUNAMI
サザン代々のヒットを博した名曲「TSUNAMI」。
2000年1月にリリースされバラエティ番組「ウンナンのホントコ!」の恋愛ドキュメンタリー企画「未来日記Ⅲ」のテーマソングとして使用されています。
過去の恋心と海の情景を重ねた究極のラブソングで、桑田佳祐の特徴的な歌声が何とも切ないです。
リリース年だけで288万枚以上を売上げ、日本レコード大賞を受賞しました。
カラオケでも人気の曲で、今もなお歌われている名曲です。
真夏の果実
1990年7月25日にリリースした「真夏の果実」は、ゆったりとしたアコースティックサウンドが心地いいラブバラード。
桑田佳祐自身が監督を務めた映画「稲村ジェーン」の主題歌で、CMテーマ曲やドラマの挿入歌などにも数多く起用されています。
真夏の恋を忘れられずに、今も季節を繰り返すたびに思い出す、甘くも切ない恋を、桑田佳祐らしい抽象的なフレーズで表現。
季節の移り変わる初秋に聴きたいラブソングです。
いとしのエリー
サザンオールスターズの3枚目シングルとなる「いとしのエリー」。
1979年3月25日に発売した曲で、サザンの名を広く知られるきっかけとなった名曲です。
メンバーでもある妻の原由子に向けて制作された曲で、婚約中に自身が浮気して一度別れることになった謝罪の気持ちや、離れたことで気づけた想いが込められています。
歌詞に込められた想いや美しいメロディは聴く人を魅了し、日本が誇る最高のバラード曲の1つとして高く評価されています。
勝手にシンドバッド
1978年6月25日に発売された、サザンオールスターズのデビュー曲「勝手にシンドバッド」。
歌謡曲が主流だった時代に風穴を開ける、思わず踊りだしたくなるようなロックなサウンドが特徴です。
当時、斬新だった本曲が話題を集め、デビュー間もないにもかかわらず「ザ・ベストテン」内のコーナー「今週のスポットライト」で紹介されます。
馴染みのなかった16ビートが、衝撃を与えながらも多くの人々の心に刺さり、大ヒットを博しました。
盆ギリ恋歌
「盆ギリ恋歌」は、デビュー45周年を迎えた彼らが放った「3カ月連続新曲リリース」の第一弾で、2023年7月17日にリリースしました。
日本の風習やお盆、社会の風潮などの要素を含んだ混沌とした歌詞と、サーフミュージック調のキャッチ―なメロディが癖になる曲です。
時代に媚びることなくサザンらしい遊び心満載の攻めた楽曲は、45周年となった現在でも最前線で活躍する力強さを感じさせます。
サザンオールスターズのメンバーはソロでも映える超実力派!いまなお輝き続ける彼らの活躍を目に焼き付けよう
サザンオールスターズのメンバーは、ボーカルの桑田佳祐をはじめ、それぞれがソロでも活躍する実力派揃いです。
2023年にデビュー45周年を迎えた現在でも新曲をリリースしたりと、勢力的に音楽活動を続けてくれています。
日本が誇るロックグループとして、数々の名曲を生み出し続ける彼らの輝きは増すばかりです。
これからの日本にどのような風を巻き起こしてくれるのか、これからも楽しみなサザンオールスターズの活躍を目に焼き付けましょう。
この記事のまとめ!
- サザンオールスターズは1978年にデビューした国民的ロックグループ
- 「TUNAMI」や「いとしのエリー」など数々の名曲を生み出したヒットメーカー
- メンバーそれぞれがグループ活動だけでなくソロでも活躍している
- サザンを支えているサポートメンバーとの一体感にも注目
- 令和になった現在でも新曲をリリースするなど勢力的に活動中