あなたはきっとまだ知しらない
この町まちに来くるヤツのこと
楽たのしむことが一番いちばん大事だいじと
歌うたい続つづけるヤツのこと
よくよく耳みみを澄すましてごらん
町まちがざわめき出だしている
隣となりのジイさんラジカセ音量おんりょう
日ひに日ひに10ずつ上あげている
そいつの名前なまえは次郎じろうさ
拳こぶしを握にぎって歌うたうんだ
その中なかに込こめた信念しんねんが
みんなを掴つかんで放はなさない
町まちにレールが敷しき詰つめられた
次郎じろうのフェスが始はじまるんだ
観客かんきゃくたちの近ちかくに行いきたい
次郎じろうの願ねがいが込こめられた
町中まちなかの皆みんなが集あつまってくる
レールに沿そって並ならぶんだ
列車れっしゃの汽笛きてきが遠とおくから
祭まつりの始はじまり合図あいずする
とうとう列車れっしゃがやって来きた
あれが噂うわさの次郎じろうだよ
一瞬いっしゅんにして通とおり過すぎた
次郎じろうは確たしかに歌うたってた
目めと鼻はなの先さきで見みた景色けしき
数秒間すうびょうかんで伝つたわった
命いのちをかけて楽たのしめと
その信念しんねんが燃もえていた
次第しだいに町まちも燃もえてくる
人々ひとびとの熱狂ねっきょう溢あふれ出だす
次郎じろうの爆音ばくおん町中まちなかツンざき
ジジババ、トランシーに踊おどりだす
団地だんち住ずまいの人妻ひとづまも
我われを忘わすれて踊おどりだす
引ひき篭こもりがちなヤツもとうとう
重おもい扉とびら開あけ飛とび出だした
楽たのしむことの大切たいせつさ
気付きづかぬうちに年としをとった
ジジババ泣なきながら踊おどった
けどその涙なみだ、輝かがやいてる
今いまが一番いちばん輝かがやいてる
だんだん自分じぶんが見みえてくる
生いきてる価値かちを見みつけ出だす
諦あきらめないこと諦あきらめない
楽たのしむことが大事だいじなんだ
楽たのしむことが大事だいじなんだ
あなたはきっとまだanatahakittomada知shiらないranai
このkono町machiにni来kuるruヤツyatsuのことnokoto
楽tanoしむことがshimukotoga一番ichiban大事daijiとto
歌utaいi続tsuduけるkeruヤツyatsuのことnokoto
よくよくyokuyoku耳mimiをwo澄suましてごらんmashitegoran
町machiがざわめきgazawameki出daしているshiteiru
隣tonariのnoジイjiiさんsanラジカセrajikase音量onryou
日hiにni日hiにni10ずつzutsu上aげているgeteiru
そいつのsoitsuno名前namaeはha次郎jirouさsa
拳kobushiをwo握nigiってtte歌utaうんだunda
そのsono中nakaにni込koめたmeta信念shinnenがga
みんなをminnawo掴tsukaんでnde放hanaさないsanai
町machiにniレreールruがga敷shiきki詰tsuめられたmerareta
次郎jirouのnoフェスfesuがga始hajiまるんだmarunda
観客kankyakuたちのtachino近chikaくにkuni行iきたいkitai
次郎jirouのno願negaいがiga込koめられたmerareta
町中machinakaのno皆minnaがga集atsuまってくるmattekuru
レreールruにni沿soってtte並naraぶんだbunda
列車ressyaのno汽笛kitekiがga遠tooくからkukara
祭matsuりのrino始hajiまりmari合図aizuするsuru
とうとうtoutou列車ressyaがやってgayatte来kiたta
あれがarega噂uwasaのno次郎jirouだよdayo
一瞬issyunにしてnishite通tooりri過suぎたgita
次郎jirouはha確tashiかにkani歌utaってたtteta
目meとto鼻hanaのno先sakiでde見miたta景色keshiki
数秒間suubyoukanでde伝tsutaわったwatta
命inochiをかけてwokakete楽tanoしめとshimeto
そのsono信念shinnenがga燃moえていたeteita
次第shidaiにni町machiもmo燃moえてくるetekuru
人々hitobitoのno熱狂nekkyou溢afuれre出daすsu
次郎jirouのno爆音bakuon町中machinakaツンtsunざきzaki
ジジババjijibaba、トランシtoranshiーにni踊odoりだすridasu
団地danchi住zuまいのmaino人妻hitodumaもmo
我wareをwo忘wasuれてrete踊odoりだすridasu
引hiきki篭koもりがちなmorigachinaヤツyatsuもとうとうmotoutou
重omoいi扉tobira開aけke飛toびbi出daしたshita
楽tanoしむことのshimukotono大切taisetsuさsa
気付kiduかぬうちにkanuuchini年toshiをとったwototta
ジジババjijibaba泣naきながらkinagara踊odoったtta
けどそのkedosono涙namida、輝kagayaいてるiteru
今imaがga一番ichiban輝kagayaいてるiteru
だんだんdandan自分jibunがga見miえてくるetekuru
生iきてるkiteru価値kachiをwo見miつけtsuke出daすsu
諦akiraめないことmenaikoto諦akiraめないmenai
楽tanoしむことがshimukotoga大事daijiなんだnanda
楽tanoしむことがshimukotoga大事daijiなんだnanda