耳みみに押おしあてた
電話でんわの向むこうで
どこか寂さびしげに うるんだ
きみの声こえがする
ぼくだと気きづいて
きみは声こえを呑のみ
他人行儀たにんぎょうぎなあいさつで
黙だまってしまう
きみと別わかれて ぼくは
自由じゆうになれたと
思おもいちがいを してたよ
きみなしでは 何なにひとつ
出来できはしないくせに
何なにか言いってくれ
こみ上あげてしまう
きみは あれから幸しあわせか
泣ないては いないか…
季節きせつがいくつも
この部屋へやの中なかを
気きの毒どくそうに のぞき込こみ
通とおり過すぎてゆく
戻もどっておいでと
この電話口でんわぐちで
ささやきかけたら きみは
迷惑めいわくだろうか
きみと別わかれて ぼくは
若わかさにまかせて
がむしゃらに走はしったよ
きみのいない寂さびしさを
埋うずめられないままに
何なにか言いってくれ
こみ上あげてしまう
きみは あれから幸しあわせか
泣ないては いないか…
耳mimiにni押oしあてたshiateta
電話denwaのno向muこうでkoude
どこかdokoka寂sabiしげにshigeni うるんだurunda
きみのkimino声koeがするgasuru
ぼくだとbokudato気kiづいてduite
きみはkimiha声koeをwo呑noみmi
他人行儀taningyougiなあいさつでnaaisatsude
黙damaってしまうtteshimau
きみとkimito別wakaれてrete ぼくはbokuha
自由jiyuuになれたとninaretato
思omoいちがいをichigaiwo してたよshitetayo
きみなしではkiminashideha 何naniひとつhitotsu
出来dekiはしないくせにhashinaikuseni
何naniかka言iってくれttekure
こみkomi上aげてしまうgeteshimau
きみはkimiha あれからarekara幸shiawaせかseka
泣naいてはiteha いないかinaika…
季節kisetsuがいくつもgaikutsumo
このkono部屋heyaのno中nakaをwo
気kiのno毒dokuそうにsouni のぞきnozoki込koみmi
通tooりri過suぎてゆくgiteyuku
戻modoっておいでとtteoideto
このkono電話口denwaguchiでde
ささやきかけたらsasayakikaketara きみはkimiha
迷惑meiwakuだろうかdarouka
きみとkimito別wakaれてrete ぼくはbokuha
若wakaさにまかせてsanimakasete
がむしゃらにgamusyarani走hashiったよttayo
きみのいないkiminoinai寂sabiしさをshisawo
埋uずめられないままにzumerarenaimamani
何naniかka言iってくれttekure
こみkomi上aげてしまうgeteshimau
きみはkimiha あれからarekara幸shiawaせかseka
泣naいてはiteha いないかinaika…