岩手山 歌詞 種ともこ ふりがな付

川沿かわぞいに少すこし歩あるいて橋はしを渡わたるとそこに
あなたはきっと見みつけられるわ
私わたしの好すきな花はな

その花はなを摘つんでください
想おもい出でを束たばねたら ほら左手ひだりてに見みえてくるでしょう
雪ゆきを抱だく岩手山いわてさん

二人ふたりして登のぼった日ひ
あの秋あきの雲くもを今いま まぶたに映うつす

巡めぐり会あい恋こいをしました
その喜よろこびを胸むねに 旅たびに出でようと思おもっています
ありがとう
さよなら

春はるは春はる 夏なつには夏なつと装よそおいを変かえる山やま
雲雀ひばりが飛とんでゆくその道みちを
私わたしも辿たどるでしょう

あと一いち度胸どむねに抱だきましょう
あの優やさしい想おもい出でを
消けさないように静しずかに足あしを運はこんでゆきましょう

できるなら忘わすれずにいてほしい
あなただけ たったひとりに

幸しあわせを祈いのっています その花はなが証あかしです
美うつくしい山やま 懐なつかしい山やま
岩手山いわてさんが見みえる
目めを閉とじればそこに
ありがとう
さよなら