耳みみを ふさいでいた
心こころが枯かれる音おと が、した。
明日あしたにも 散ちるような 一輪いちりんの花はなに
どうして、水みずを注そそぐ だろう。
いつか うそになる、と かわいた声こえで わらう
いつか くる 終おわりに おびえては、待まち 焦こがれている
ひざを かかえていた
枯かれた心こころを、抱だきしめた。
明日あしたにも 歌うたえなくなるような あの子こを、想おもった。
あの 声こえが、 すき だった。
すぐ わすれられる、と かわいた目めを ほそめる
いつか くる 終おわりを 夢見ゆめみては おそれ 拒こばんでいる
『かれていく…
あのひ さいた はな が、かれていく…』
いまに 見捨みすてられる。
ほら、 君きみも 背せを 向むける。
さし伸のばされていた てのひらは、 ひるがえる。
いろあせた 世界せかいに
なにも 見みいだせない と
かわいた くちびるで つぶやけば
あかいろが にじむ
耳mimiをwo ふさいでいたfusaideita
心kokoroがga枯kaれるreru音oto がga、したshita。
明日ashitaにもnimo 散chiるようなruyouna 一輪ichirinのno花hanaにni
どうしてdoushite、水mizuをwo注sosoぐgu だろうdarou。
いつかitsuka うそになるusoninaru、とto かわいたkawaita声koeでde わらうwarau
いつかitsuka くるkuru 終oわりにwarini おびえてはobieteha、待maちchi 焦koがれているgareteiru
ひざをhizawo かかえていたkakaeteita
枯kaれたreta心kokoroをwo、抱daきしめたkishimeta。
明日ashitaにもnimo 歌utaえなくなるようなenakunaruyouna あのano子koをwo、想omoったtta。
あのano 声koeがga、 すきsuki だったdatta。
すぐsugu わすれられるwasurerareru、とto かわいたkawaita目meをwo ほそめるhosomeru
いつかitsuka くるkuru 終oわりをwariwo 夢見yumemiてはteha おそれosore 拒kobaんでいるndeiru
『かれていくkareteiku…
あのひanohi さいたsaita はなhana がga、かれていくkareteiku…』
いまにimani 見捨misuてられるterareru。
ほらhora、 君kimiもmo 背seをwo 向muけるkeru。
さしsashi伸noばされていたbasareteita てのひらはtenohiraha、 ひるがえるhirugaeru。
いろあせたiroaseta 世界sekaiにni
なにもnanimo 見miいだせないidasenai とto
かわいたkawaita くちびるでkuchibirude つぶやけばtsubuyakeba
あかいろがakairoga にじむnijimu