十文字スラッシュ 歌詞 空野青空 ふりがな付

その昔むかし、唐とうの時代じだい。
若わかき天才てんさい李徴りちょうは、詩人しじんとして名なを馳はせること適かなわず、
山奥やまおくにて虎とらと化かして人ひとを襲おそっておった。

十じゅう!十じゅう!十文字じゅうもんじスラッシュ!(惡あく!)
十じゅう!十じゅう!十文字じゅうもんじスラッシュ!(即そく!)
十じゅう!十じゅう!十文字じゅうもんじスラッシュ!(斬ざん!)
ろくななはちきゅう十文字じゅうもんじスラッシュ!

あんたがた何処どこさココは死後しごか
デスの世界感せかいかん満みちる諦観ていかん
かなりしょっぱい人生じんせい
一切合切いっさいがっさい生前せいぜん置おいてきた

ボクだけがこんな思おもいで
落おとされたるは地下ちかコロシアム
一いち夜や一いち夜やに変かわり果はてるは
虎とらと化かしたる山月さんげつ記きか

指先ゆびさきなぞれば(スラッシュ)

超ちょうカンタンなことさココで生いきる
昨日きのうまでと同おなじ生いき方かたさ
かなりもったいないと思おもいきや
半分はんぶんあきらめていたから

月つきに叫さけぶコトバですら
もはや獣けもののうめきと成なり
詩人しじんとして名なを馳はせると
夢ゆめに見みていたのも泡沫ほうまつか

刀かたな握にぎりしめ覚悟かくごキメたら

ハラキリなら十文字じゅうもんじ(TEN)
花はな咲さく一文字じゅうもんじ(ONE)
君きみの言葉ことば、奇跡的きせきてき
かけがえない友ともですよー!

一文字ひともじが交差こうさして(クロス)
十文字じゅうもんじに切きり刻きざむ(スラッシュ)
ラブのコトバ100回かいより
ハラを切きれこの手てで十文字じゅうもんじスラッシュ

可愛かわいいニャンコだったらいいな(にゃん)
本当ほんとうは殺生せっしょうなんてしたくないから

自分じぶんが特別とくべつという思おもい
その尊大そんだいさが僕ぼくを虎とらに変かえた
刀かたな握にぎりしめ覚悟かくごキメたら

ハラキリなら十文字じゅうもんじ(TEN)
花はな咲さく一文字じゅうもんじ(ONE)
僕ぼくの事ことが、見みえてるか
かけがえない友ともですよー!

僕ぼくの事ことは、誰だれよりも(クロス)
わかるようでわからない(スラッシュ)
だからここは全力ぜんりょくで
ひと思おもい、最後さいごの十文字じゅうもんじスラッシュ!
十文字じゅうもんじスラッシュ!
十じゅう文もん 十じゅう文もん 字じ字じ字じ スラッシュ!