誰がために 歌詞 千子村正,蜻蛉切 ふりがな付

あなたに そんな覚悟かくごは似合にあわない
ずっと 誰だれがために…
徳川とくがわのために
戦たたかってきたのデスから
そんな覚悟かくご…

「ずっと徳川家とくがわけの為ために戦たたかってきたあなたに、
そんな覚悟かくごは似合にあわないし、して欲ほしくない。
徳川とくがわに向むけて刃やいばを振ふるうのはワタシの役割やくわりデス」

「…村正むらまさ、お前まえだって…」
「?」

「なんデス?」
「なんでもない」
「脱ぬぎまショウか?」
「脱ぬがなくていい!」
「huhuhuhu。ともかく、それぞれが
それぞれの得意とくいな役割やくわりを果はたせばいいのデス。
ワタシたちはファミリーなのデスから」
「家族かぞく…」

目めに見みえぬ絆きずな
その強つよさは測はかれない
でもわかる
固かたく固かたく結むすばれていること
デスが…
時ときに脆もろく解とける

目めに見みえぬ絆きずな
厄介やっかいで七面倒しちめんどう

「…家族かぞくか」
「…蜻蛉切とんぼきり?」
「ん?」
「気きは確たしかデスか?」
「ああ!」

誰だれがために 馳はせる想おもい
零こぼす涙なみだ
誰たがために うたう歌うた
振ふるう刃やいば

その絆きずなに名なをつけるのなら
それは…
家族かぞく/ファミリー