Hikousen 歌詞 BURNOUT SYNDROMES ふりがな付

さよなら
ハンカチ振ふって 僕ぼくを見送みおくってくれよ
光ひかり浴あび 眠ねむるように
雲くもの向むこうへ旅立たびだつ僕ぼくを

ランダムな風かぜに吹ふかれて 人ひとは地上ちじょうへ来きて
そしてまた 天てんに還かえっていくのさ

その時ときが僕ぼくにも来きた
死しという名なの船出ふなでの時ときだ
涙なみだもいいが 最期さいごは笑わらう顔かおを見みせてよ
愛いとし君きみよ

さよなら
でも口くちには決けっして出ださないで逝いくよ
永遠えいえんの旅たびの中なかで僕ぼくら また逢あえるから

孤独こどくが襲おそう夜よるは 空そらを見上みあげてご覧らんよ
星ほしになって 月つきになって
君きみをずっと照てらしているから

透明とうめいな飛行ひこう船せんに乗のって
僕ぼくは今いま 飛とび立たった
眼下がんかに泣ないている君きみが見みえる

そうか 僕ぼく 死しんだのか
君きみと共ともに過すごした家いえの屋根やねが
駅前えきまえが 街まちが 少すこしずつ
遠とおざかっていくよ

さよなら
この世界せかいを目めに焼やき付つけていくよ
見慣みなれたあの夕日ゆうひも 泣なくほど美うつくしい

生いきている間あいだは何なにも 悩なやむ必要ひつようなんてないよ
生うまれ落おちて死しんでいく
それだけで拍手喝采はくしゅかっさいさ

遠とおくで戦火せんか
はるか天てんから見みれば 地上ちじょうは地獄じごくか
君きみを残のこしていくのは心配しんぱいだけど
どうか生いききってくれよ
透明とうめいな飛行船ひこうせんが君きみを 迎むかえに来くるまで

さよなら
ハンカチ振ふって 僕ぼくを見送みおくってくれよ
今いま 風かぜに 光ひかりに 意識いしきが溶とけていく

それでは 僕ぼくは消きえるよ
生うまれ変かわれたら また
別べつの惑星わくせいで 別べつの宇宙うちゅうで
この広ひろい世界せかいのどこかで