腐った魚 歌詞 つむごき ふりがな付

腐くさった魚さかなが子宮しきゅうから生うまれた
歪いびつな丸まるな血生臭ちなまぐさい水みず
腐くさった金かねがおっさんから生うまれた
綺麗きれいな顔かおして汚きたない顔かおで

こんなのただの紙切かみきれで有効ゆうこう期限きげんのない引換券ひきかえけん
人脈じんみゃくを買かいに行いきました
情なさけを買かいに行いきました
ブランドバッグも買かったかも

私わたしは何なにも変かわらなかった
でしょーねでしょーね
狂くるった人生じんせい幸しあわせでした
だろーなだろーな

どっかの誰だれかが言いってたよ
女おんなは所詮しょせん2種類しゅるいしかないんだって
母親ははおやになるか、娼婦しょうふになるか、
私わたしは後者こうしゃを選えらびました
それしか選択肢せんたくしが残のこってなかったのかもね
私わたしの値札ねふだにどんどん値下ねさげシールが重かさなっていく

おっさんの体液たいえきをカフェオレで流ながし込こむ
誰だれよりも美うつくしい私わたしでしょう?
月つきに一度いちどの生理せいりでドロドロ全部ぜんぶ垂たれ流ながす
誰だれよりも美うつくしい私わたしでしょう?

10分ぷん前まえアラーム
やっと本当ほんとうの私わたしに戻もどれるのに
とっととイってよおっさん
喘あえぎ声ごえ出だすタイミング
いつの間まにか染しみついたのは
私わたしがこれまで生いきて来きた勲章くんしょうなのに

私わたしは何なにも変かわらなかった
でしょーねでしょーね
腐くさってたのは私わたしの方ほうだった
だろーなだろーな
経験けいけんてどこに売うっていますか?
お願ねがいお願ねがい
「一生いっしょう残のこる黒くろ歴史れきし下ください。」
本当ほんとうは...本当ほんとうは...本当ほんとうは...本当ほんとうは...

なんもいらない
そして私わたしは今日きょうも腐くさった魚さかなを受精じゅせいする
鏡かがみを見みながらメイクを落おとし一服いっぷくする
そんな私わたしの子宮しきゅうから最後さいごに生うまれたのはこの言葉ことばだった
東京とうきょうの女おんなは、だいたい
おっさんの金かねで生いきている。