扉とびら開あけた瞬間しゅんかんに 残のこり香が漂ただよった
あの娘こがほんのさっきまで居いたのが手てにとるよう
あたしは知しらん顔かおで ベッドに腰掛こしかけて
「タランティーノ見みる?」なんて言いう あなたにつきあってる
散々さんざん見みてきて触さわって知しってる
段々だんだんどうしていいのかわからなくなってる
世知辛せちがらいこの世よの中なかに 縋すがれるモノがあるなら
抱だきしめ合あいたいの 報むくわれない恋こいでも
あたしだけを見みてなんて 言いったら嫌きらわれそうで
いわゆるマスカレード 煙草たばこであの娘この匂におい掻かき消けした
「おまえが一番いちばん」だとか「好すきだ」「愛あいしている」
聞きき飽あきているようで ちっとも聞きき飽あきてない
淡々たんたんと過すぎ行ゆく関係かんけいは 裏腹うらはら
矛盾むじゅん 無関心むかんしんのドレス脱ぬぎ去さった時ときに
全すべてを忘わすれられると 細胞さいぼうレベルでモノ言いう
一ひとつになりたいの 救すくいようの無ない愛あいでも
目めを閉とじて踊おどればほら この世よの終おわりが来きても
後悔こうかいなんてしない なのに時計とけいばかり見みるあなた
扉とびら閉しめた瞬間しゅんかんに 体からだ震ふるえだした
此処ここには二度にどと来こない 何度なんども言いい聞きかせた
終電しゅうでんはもう無ないし 帰かえっても独ひとりだし
こんな時間じかんじゃ誰だれにも連絡れんらく出来できないし あたしは独ひとりきり
扉tobira開aけたketa瞬間syunkanにni 残nokoりri香ga漂tadayoったtta
あのano娘koがほんのさっきまでgahonnosakkimade居iたのがtanoga手teにとるようnitoruyou
あたしはatashiha知shiらんran顔kaoでde ベッドbeddoにni腰掛koshikaけてkete
「タランティtarantiーノno見miるru?」なんてnante言iうu あなたにつきあってるanatanitsukiatteru
散々sanzan見miてきてtekite触sawaってtte知shiってるtteru
段々dandanどうしていいのかわからなくなってるdoushiteiinokawakaranakunatteru
世知辛sechigaraいこのikono世yoのno中nakaにni 縋sugaれるreruモノmonoがあるならgaarunara
抱daきしめkishime合aいたいのitaino 報mukuわれないwarenai恋koiでもdemo
あたしだけをatashidakewo見miてなんてtenante 言iったらttara嫌kiraわれそうでwaresoude
いわゆるiwayuruマスカレmasukareードdo 煙草tabakoであのdeano娘koのno匂nioいi掻kaきki消keしたshita
「おまえがomaega一番ichiban」だとかdatoka「好suきだkida」「愛aiしているshiteiru」
聞kiきki飽aきているようでkiteiruyoude ちっともchittomo聞kiきki飽aきてないkitenai
淡々tantanとto過suぎgi行yuくku関係kankeiはha 裏腹urahara
矛盾mujun 無関心mukanshinのnoドレスdoresu脱nuぎgi去saったtta時tokiにni
全subeてをtewo忘wasuれられるとrerareruto 細胞saibouレベルreberuでdeモノmono言iうu
一hitoつになりたいのtsuninaritaino 救sukuいようのiyouno無naいi愛aiでもdemo
目meをwo閉toじてjite踊odoればほらrebahora このkono世yoのno終oわりがwariga来kiてもtemo
後悔koukaiなんてしないnanteshinai なのにnanoni時計tokeiばかりbakari見miるあなたruanata
扉tobira閉shiめたmeta瞬間syunkanにni 体karada震furuえだしたedashita
此処kokoにはniha二度nidoとto来koないnai 何度nandoもmo言iいi聞kiかせたkaseta
終電syuudenはもうhamou無naいしishi 帰kaeってもttemo独hitoりだしridashi
こんなkonna時間jikanじゃja誰dareにもnimo連絡renraku出来dekiないしnaishi あたしはatashiha独hitoりきりrikiri