フィトンチッドの風 歌詞 あべりょう ふりがな付

縄文杉じょうもんすぎが
4千せん年ねんも
生いき続つづけている訳わけは

針葉樹しんようじゅが出だす
フィトンチッドの
バリアのおかげ

自由じゆうに動うごけない木きが
害虫がいちゅうを追おい払はらい
折おれた枝えだの
傷口きずぐち殺菌さっきんして
細菌さいきん感染かんせん防ふせぐ
フィトンチッド

ストレス減べらし
病気びょうきを癒いやし
成績せいせき上あげ
犯罪はんざい減へらす

フィトンチッドは
森もりで微かすかに香かおってる
イイ匂におい

森もりは
死しんだ動物どうぶつや
落おち葉ばが腐くさって
臭におうはずなのに
フィトンチッドの消臭力しょうしゅうりょくで
森もりはイイ匂においしかしない

それをイイことに
温泉おんせんは
ヒノキ風呂ふろを売うりにし
寿司ずし屋やも
ヒノキカウンターで
殺菌さっきん
消臭しょうしゅうしてる

フィトンチッドに
カネの匂においを嗅かぎつけて
付加ふか価値かちつけたい
商売人しょうばいにん

豊ゆたかになり
健康けんこうも欲ほしくなったら
新幹線しんかんせんで白馬村はくばむらへ行いこうか

夏なつの雪山ゆきやまを降おりてくる
フィトンチッドの涼すずしい風かぜ

豊ゆたかじゃない
でも健康けんこうだけは欲ほしいなら
明治神宮めいじじんぐうの
無料むりょうの森もりに行いこうか

夏なつの日ひ差さしを和やわらげてる
フィトンチッドの涼すずしい風かぜ

豊ゆたかじゃなく
健康けんこうすら不安ふあんな人ひとに
「フィトンチッド空気くうき清浄機せいじょうき」を

勧誘かんゆうするマルチ商法しょうほうの
キミのこころをくすぐる風かぜ