母を想う そして私がいる 歌詞 前田ひろみ ふりがな付

土佐とさのいごっそを 地じで行いく父ちちは 勝手かって理不尽りふじん 暴あばれ者もの
無口むくちな母ははは その乱暴らんぼうに 耐たえてこらえた 忍しのぶ草ぐさ
悲かなしみも 苦くるしみも その胸むねに 包つつみ込こみ
ひたすら私わたしに 愛あいを 注そそぎ込こんできた あなたは
元気げんきで 長生ながいきしてね

漸ようやく自由じゆう 手てにしたあなた ただ健すこやかで 暮くらしてね
これまでの 慈いつくしみ 胸むね深ふかく 感謝かんしゃして
母かあさんの顔かおに 楚々そそと 微笑ほほえみが浮うかぶ 日々ひびへと
孝行こうこう 尽ことごとくしたいから

生いきていくだけでも 辛つらい世間せけんだけど
私わたしの内うちにある 熱あつい我慢強がまんづよさ

母かあさん譲ゆずりの 武器ぶきね しなやかに生いきて 見みせるわ
人生じんせい 陽ひはまた昇のぼる

きっと春はる巡めぐり くるわ 母かあさん想おもえば そこには
確たしかな 私わたしがいるわ