ただそれだけ 歌詞 XinU ふりがな付

なにも言いえない なにも言いわない
思おもうだけでいい 届とどかなくていい
あの日ひの影かげ 二人ふたりの影かげ
重かさなる影かげ 消きえてくだけ

眠ねむれない夜よるに 呼よび出だした急きゅうに
真夜中まよなかランドリー 嫌いやな顔かおもせずに
今いまでもまだ消きえない言葉ことば
写真しゃしんも指輪ゆびわも捨すてられぬまま

溢あふれるホームにぼやける人混ひとごみ
私わたしのレンズにはおさまらない世界せかい
繰くり返かえす日々ひびに 飽あきてく日常にちじょうに
もうこれ以上いじょうには居いられない無理むりに

映うつる窓辺まどべに 冷つめたい顔かおに
もう行いかなきゃねって塗ぬり潰つぶしてく今日きょうも
埋うめ尽つくすモノクロ 折おり重かさねてる嘘うそ
ぼやける本音ほんねと結局けっきょくどれが本当ほんとう?

わからないまま
気きづかないまま

手てをかけたドア開あけられぬまま
もう最後さいごだとは思おもわないまさか
頑かたくなになって 何なにかを守まもって
なにも言いえなかった 伝つたえたい言葉ことば

「愛あいしてる」って
ただそれだけ
言いえてたらねって
今いまも二人ふたりで

教おしえてくれた
知しるはずない言葉ことば
声こえの出だし方かたも
愛あいし方かたさえも

確たしかめてみたい二人ふたりの未来みらい
でも答こたえ合あわせはない 今いま日ひを重かさねるだけ

あの日ひの影かげ 二人ふたりの影かげ
重かさなる影かげ 消きえてくだけ