柔軟剤 歌詞 さめざめ ふりがな付

きみがどこかにいる気きがして思おもわず部屋へや中じゅうを見渡みわたした
あの頃ころ、よく穿はいてたスカートからきみの匂においがふんわり香かおった

西日にしびが強つよいあのアパートはもう違ちがう誰だれかが住すんでんだろうな
壁かべにもたれアイスキャンディー舐なめながらタバコを吸すう横顔よこがお、眺ながめてた

同おなじ町まち 同おなじ匂におい 同おなじ口癖くちぐせ それが全すべてだった

今いまも優やさしい 今いまも柔やわらかい でもすごく痛いたい 柔軟じゅうなん剤ざいの匂におい
今いまはもういない 今いまが大嫌だいきらい ただすごく辛つらい 殺ころせない匂におい

きみがどこかにいる気きがした 引越ひっこしをしてから来きていないのに
あの頃ころ、よくめくられたスカートからきみの匂においがふんわり香かおった

別べつの町まち 別べつの匂におい 別べつの生活せいかつ 生いきてる気きがしない

今いまも優やさしい 今いまも柔やわらかい でもすごく痛いたい 柔軟じゅうなん剤ざいの匂におい
今いまはもういない 今いまが大嫌だいきらい ただすごく辛つらい 殺ころせない匂におい
今いまも愛いとしい 今いまも会あいたい でもすごくこわい 忘わすれ去さられた日々ひび
洗濯機せんたくきで洗あらったら死しんじゃう匂におい また畳たたんで部屋へやの奥おくにしまう

きみがどこかにいる気きがして目めを閉とじ、鼻はなをくんくんさせた
黄色きいろいタバコとピンクの柔軟じゅうなん剤ざい まるで昨日きのうのことのようにね