六畳夢想 歌詞 somei ふりがな付

心こころが一ひとつ六ろく畳じょうで
感情かんじょうというものがあるなら
こんな小ちいさな部屋へやにはどうしても収おさまらないね
書かきたいことがわからない
何なにをしても満みたされない

同おなじ音楽おんがくを聴きいて
何なにが違ちがうのかなあ

たった一ひとつの夢ゆめに縛しばられて
憂鬱ゆううつで仕方しかたない
だからさ

どこか遠とおくへ行いきたい
夢ゆめもないどこかへ
消きえてしまいたい
うまく笑わらえないよ

明日あしたのことを考かんがえて
時計とけいの針はりを追おい駆かけた
ばらついてゆく足元あしもとは何処どこまでも覚束無おぼつかないね
揶揄やゆうように咲さいている
道端みちばたに揺ゆらぐ花はなに

眠ねむるように盲目もうもくで
通とおり過すぎてしまう

優やさしい記憶きおくだけを抱だきしめて
このまま終おわりたい
だけどさ

まだここにいるそれは
僕ぼくにもわからない
空からっぽのままで
何故なぜか信しんじている

剥はがれ落おちてく
記憶きおくの壁かべから
足たりないよ もう少すこしだけ
空白くうはくを…

遠とおくへ行いきたい
ここじゃない何処どこかへ
空そらに仰あおぎたい
もう僕ぼくは知しってるよ

だから遠とおくへ行いきたい
壁かべのない何処どこかへ
翼つばさをください
今いまを笑わらえるように