生活 歌詞 おと. ふりがな付

擦すり切きれたお揃そろいのTシャツ
期限切きげんぎれの映画えいがのチケット
捨すてなさい、なんて言いわないで
二人ふたりが愛あいし合あった証あかし

二人ふたりで歩あるいた散歩道さんぽみちは
何度なんども歩あるいてたはずなのに
まるで知しらない初はじめての場所ばしょ
あのとき私わたし足元あしもとばかりみていたの

あの日ひ あの日ひ あの日々ひびさえも
幻まぼろし?瞬しばたたきの瞬間しゅんかんに
煌きらめく揺ゆらめく あの街灯がいとうに
照てらされて ぼやけて
忘わすれる

綺麗きれいに並ならんだままの小説しょうせつ
いつの間まに溜たまったコンビニの袋ふくろ
捨すてられない なんでいつまでも
私わたしの部屋へやはあの日ひのまま

布団ふとんに潜もぐって見みた夢ゆめは
二人ふたりの知しらないあの街まちのこと
四角しかくい箱はこの中なかで世界せかいは動うごく
あのとき私わたしどこで誰だれといたんだっけ

あの日ひ あの日ひ あの日々ひびさえも
変かえてく駆かけてく 季節きせつの中なかで
煌きらめく揺ゆらめく あの星空ほしぞらに
紛まぎれては 失なくして
忘わすれる

失なくしたままの日常にちじょうで
穴あなを塞ふさぐように息いきをする
呼よばなくなった名前なまえを忘わすれないように
何度なんども何度なんども 呟つぶやいた

あの日ひ あの日ひ あの日々ひびさえも
幻まぼろし? 瞬しばたたきの瞬間しゅんかんに
煌きらめく揺ゆらめく
あの星空ほしぞらに願ねがうのは
今日きょうで終おわり

あの日ひ あの日ひ あの日々ひびさえも
幻まぼろし めでたし 溶とけていく
煌きらめく揺ゆらめく あの街灯がいとうに
照てらされて ぼやけて
忘わすれる