去夏に殺される 歌詞 おチビさん ふりがな付

どうしようもないのだ 終おわったことを悔くやんだって
目めを背そむけたのだ 僕ぼくを連つれ去さる夏なつが嫌きらいだ

どうしようもないのだ 形かたちじゃないもの残のこしたって
木漏こもれ日びが差さしてる 眩まぶしさで目めを逸そらしたんだ
いつからだったろう? 立たち止どまる癖くせがついたのは
どうしようもないのに 未いまだに前まえを向むけないまま

いっそ ここに置おいてってくれよ 明日あしたなんて見みたくもないから
夏なつ風かぜに吹ふかれて 君きみを待まっている
思おもい出でなんていらない どうせ薄汚うすよごれてしまうから
蝉せみの死体したいを見みた 初夏しょかの日ひ差ざしに殺ころされたい

翼つばさが欲ほしいのだ 誰だれもいない空そらの向むこうへ
残像ざんぞうが揺ゆれてる 間違まちがいだらけの選択肢せんたくし
大切たいせつに想おもうほど 失うしなう恐怖きょうふが積つもっていく
全部ぜんぶ嘘うそみたいな 世界せかいならよかったのにな

ずっと 戻もどりたいと願ねがっていた 色いろづいたあの日々ひびに帰かえりたくて
行いき場所ばしょを失なくした 言葉ことばが流ながれていく
果はてしない夏なつの向むこうへ 後悔こうかいもこの夢ゆめも捨すてて行いこう
僕ぼくらは戻もどれない 去夏きょかのあの日ひに殺ころされる

坂道さかみちを駆かけ抜ぬけて 馬鹿ばかみたいにはしゃいで
楽たのしかったな また笑わらえるかな
取とり戻もどしたい やり直なおしたいな
季節きせつは巡めぐり 取とり残のこされた
雲くもの流ながれが 逆さからいだした
もう一度いちど君きみに「」

いっそ ここに置おいてってくれよ 明日あしたなんて見みたくもないから
夏なつ風かぜに吹ふかれて 君きみを待まっている
思おもい出でなんていらない どうせ薄汚うすよごれてしまうから
蝉せみの死体したいを見みた 初夏しょかの日ひ差さしに殺ころされたい

ずっと 戻もどりたいと願ねがっていた 色いろづいたあの日々ひびに帰かえりたくて
行ゆき場所ばしょを亡なくした 言葉ことばが流ながれていく
果はてしない夏なつの向むこうへ 後悔こうかいもこの夢ゆめも捨すてて行いこう
僕ぼくらは戻もどれない 去夏きょかのあの日ひに殺ころされる