ベクトルを打ち上げろ 歌詞 あべりょう ふりがな付

バケツぶん回まわすように 回まわる地球ちきゅうの 自転じてん捉とらえ
時速じそく1,500kmの 風かぜに乗のせ ロケット打うち出だし
大おおきさと方向ほうこう 併あわせ持もつ 数学すうがくのベクトルで
地球ちきゅうに落おちず 回まわり続つづける衛星えいせいを 飛とばそう

地球ちきゅうの水平すいへい方向ほうこうに進すすむ 慣性かんせいの速度そくどベクトル
重力じゅうりょくベクトルに 下したに引ひかれて 遠心力えんしんりょく感かんじながら

合成ごうせいした加速度かそくどベクトルが 次つぎの軌道きどうを決きめ
それが連続れんぞくし 等ひとしい半径はんけいの 円えん軌道きどう描えがく

地球ちきゅうの自転じてん速度そくどに タダ乗のりし 秒速びょうそく7.9km
第だい一いち宇宙うちゅう速度そくどで 重力じゅうりょく振ふり切きり ベクトルを打うち上あげろ

回転かいてん運動うんどう方程式ほうていしきは 重力じゅうりょくの下したで半径はんけいと
速度そくど2乗じょうが比例ひれいすることで 燃料ねんりょうが足たりなくなると
速度そくどが減へり 地球ちきゅうに近ちかづく それはバケツの勢いきおいが
減へって 水みずがキミに近ちかづき いずれ被こうむる原理げんりと同おなじ

速度そくどが増ますと 重力じゅうりょくの影響えいきょう弱よわまり カーブが甘あまくなり
軌道きどうの半径はんけいが増ふえ 結果けっか 楕円軌道だえんきどう描えがくようになり
さらに加速かそくすると 軌道きどうが 地球ちきゅうの引力いんりょく圏けん飛とび出だす
それが秒速びょうそく11km 第だい二に宇宙うちゅう速度そくどだ

地球ちきゅうの自転じてんの風かぜを感かんじ さあ ぶんぶんバケツをぶん回まわし
キミが住宅街じゅうたくがいに向むけ 重力じゅうりょく振ふり切きり ベクトルを打うち上あげろ