蝉時雨 歌詞 TENSONG ふりがな付

ねぇ、今いま聞きこえてる
音おんに耳みみを傾かたむけて
僕ぼくらはどこまでも
生いきられると信しんじてる
限かぎられた余よの中なかで
そんな幻想げんそうを未いまだに繰くり返かえしてる

もう何度なんども
人目ひとめに目立めだつほど鳴ないて
この先さきはないんだと
心こころ行いき詰づまるほど泣ないて叫さけんで

待まち侘わびた世界せかいに生うまれた瞬間しゅんかんも
いつものようにただ泣ないてた
でもそれは輝かがやいてた
はみ出だしていく蝉せみのように
今いまこそ飛とび立たつ大地だいち
土つちに還かえる命いのちの光ひかり
生いきてるなら
生いきていくなら
此処ここにいる証明しょうめいを

叫さけべSAY Woo…
この声こえがどんなに
どんなに枯かれて出でなくても
僕ぼくらに届とどくまで
SAY Woo…
残のこり0から戻もどって
始はじまりへ羽はばたくまでの
限界げんかいはない
もう少すこしだけ息いきさせて

眠ねむれない夜よるの残像ざんぞうに響ひびく
取とり憑つかれた夏なつの声こえ
なぜだろう?意思いしもなく
ただぼんやり浮うかんですぐ弾はじけた
暑あつがりのせいにして
また誰だれも満みたされない人ひとゴミにうずくまる
まるで固かたい殻からで守まもるだけの蛹さなぎのように

変かわりゆく時代じだいに埋うずもれた正解せいかいを
僕ぼくらはどこで見みつけるんだろう?
ここで何なにをして?今いまここまで来きて?
わかんなくなっていく未来みらいに
どこまでも遠とおく遠とおく
繋つながってく空そらと
流ながれに立たち向むかう風かぜが
味方みかたとなり
見みたことない
最大級さいだいきゅうの冒険ぼうけんを

叫さけべSAY Woo…
この声こえがどんなに
どんなに枯かれて出でなくても
僕ぼくらに届とどくまで
SAY Woo…
残のこり0から戻もどって
始はじまりへ羽はばたくまでの
限界げんかいはない
もう少すこしだけ息いきさせて
生いきさせて

もう何度なんども
(何なん万まん通とおりの人生じんせいに
一ひとつも同おなじことなんてない
誰だれもが分わかる常識じょうしきに
僕ぼくらは結局けっきょく何なにか比くらべ合あって)

一目ひとめで目立めだつほど鳴ないて
(ああでもないこうでもない
そうやって引ひきずるくらいなら
目めの前まえの壁かべにぶち当あてるんだ)

間違まちがいはないんだと
(もっと一生懸命いっしょうけんめいに
どうせ力ちからが無なくなる頃ころには
大体だいたい短みじかい命いのちだったなって
もう先さきを生いきるほど後悔こうかいするのは)

何者なにものでもないこそ泣ないていないで
(目めに見みえて分わかることだって
暑苦あつくるしいほどうるさい
奴やつらの方ほうが必死ひっしに生いきて
それを馬鹿ばかにする人間にんげん達たちの方ほうが
よっぽど厚あつかましくて)

叫さけべSAY Woo…
この声こえがどんなに
どんなに枯かれて出でなくても
僕ぼくらに届とどくまで
SAY Woo…
残のこり0から戻もどって
始はじまりへ羽はばたくまでの
限界げんかいはない
もう少すこしだけ生いきさせて