灰色の光る街 歌詞 BOND LOST ACT ふりがな付

夏休なつやすみが終おわり教科書きょうかしょざらつき
廊下ろうか見みまわすと他人事たにんごとのように思おもえ出だして
来年らいねんはこの場所ばしょではないどこかに
僕ぼくは行いっちゃうからさ今いまは半分はんぶん多分たぶん眠ねむってたんだね

眠ねむってたんだね

ある街まちは灰色はいいろの雨あめが降ふり出だし
君きみしか知しらないことは起おこり得えるようだったが
だいたいの友達ともだちは及およばない思考しこう回路かいろに
さらさらと挨拶あいさつをして今いまを回まわそうとした
僕ぼくはというと理解りかいできたかどうかわからない
がしかし半分はんぶんだけここにいるってことだけが
白しろでもない黒くろでもない中間ちゅうかんの色いろが
刹那的せつなてきに降ふり出だすこの街まちの雨あめなんだね

たらない何なにかを繰くり返かえしの中なか
止とまらない流ながれの中なかから
探さがせないよいつもさしだした傘かさに
ありえない色いろ描えがいてるようだ

雪ゆきが降ふりいつかを思おもいだす君きみの
悲かなしみに気付きづいてあげる誰だれかはいないや
そう一いっ歩ぽ前まえに迷まよいのなか紡つむげることばに
ありがた迷惑めいわくじゃないかと疑心暗鬼ぎしんあんきなんだ
誰だれも見みていない浮うかんだ僕ぼくの時間じかんと
見みようとしてもくれない君きみがみたあの週末しゅうまつを
何なにかしら繋つながるものをもがいて
選えらんだ色いろ混まざって僕ぼくらの価値かちになればいいのにな

がらんどうの僕ぼくらは繰くり返かえしの中なか
正ただしい何なにか見みつけたいが
探さがせないよいつもさしだした傘かさに
ありえない色いろ描えがいてるようだ

たらない何なにかを繰くり返かえしの中なか
止とまらない流ながれの中なかから
探さがしだすよいつか灰色はいいろの空そらに
虹にじ描えがいた傘かささしたみたいに