いつもより少すこし遅おそい
帰かえり道みちは午前ごぜん1時じ
いつもと同おなじ公園こうえんの道みちに
いつの間まにか咲さいていた
夜桜よざくらは街灯がいとうに照てらされ
キラキラと綺麗きれいに光ひかっていたんだ
花はなびらの絨毯じゅうたんを
時速じそく20kmで走はしり抜ぬけて
急きゅうな坂さかの上うえから街まちを見下みおろしてみた
寝静ねしずまらぬ街並まちなみは
何処どこか寂さびしげに光ひかっていて
急きゅうにひとりになった気きがした
ふたりでならんで歩あるいた
帰かえり道みちと同おなじ道みち
鮮あざやかに咲さく花はなびらは
あの日ひみたいで
後悔こうかいの渦うずの中なか
「ああしとけばよかった」とか
今更いまさらになってもがいたって
苦くるしむだけなんだ
思おもい返かえす記憶きおくには
あちらこちら君きみが笑わらっていて
思おもい出だす事ことはやめていた
受うけ入いれられるほどに
時じは十分じゅうぶん経たったはずなのに
いつまでも取とり残のこされていた
君きみの手てを握にぎっていたあの感触かんしょくが
いつまでもさ
消きえてくれない
ふたりでならんで歩あるいた
帰かえり道みちと同おなじ道みち
鮮あざやかに咲さく花はなびらは
あの日ひみたいで
残のこったままの思おもいは
もうどうしようもないから
いつか消きえるその日ひまで
大切たいせつにするんだ
いつもよりitsumoyori少sukoしshi遅osoいi
帰kaeりri道michiはha午前gozen1時ji
いつもとitsumoto同onaじji公園kouenのno道michiにni
いつのitsuno間maにかnika咲saいていたiteita
夜桜yozakuraはha街灯gaitouにni照teらされrasare
キラキラkirakiraとto綺麗kireiにni光hikaっていたんだtteitanda
花hanaびらのbirano絨毯juutanをwo
時速jisoku20kmでde走hashiりri抜nuけてkete
急kyuuなna坂sakaのno上ueからkara街machiをwo見下mioろしてみたroshitemita
寝静neshizuまらぬmaranu街並machinaみはmiha
何処dokoかka寂sabiしげにshigeni光hikaっていてtteite
急kyuuにひとりになったnihitorininatta気kiがしたgashita
ふたりでならんでfutaridenarande歩aruいたita
帰kaeりri道michiとto同onaじji道michi
鮮azaやかにyakani咲saくku花hanaびらはbiraha
あのano日hiみたいでmitaide
後悔koukaiのno渦uzuのno中naka
「ああしとけばよかったaashitokebayokatta」とかtoka
今更imasaraになってもがいたってninattemogaitatte
苦kuruしむだけなんだshimudakenanda
思omoいi返kaeすsu記憶kiokuにはniha
あちらこちらachirakochira君kimiがga笑waraっていてtteite
思omoいi出daすsu事kotoはやめていたhayameteita
受uけke入iれられるほどにrerareruhodoni
時jiはha十分juubun経taったはずなのにttahazunanoni
いつまでもitsumademo取toりri残nokoされていたsareteita
君kimiのno手teをwo握nigiっていたあのtteitaano感触kansyokuがga
いつまでもさitsumademosa
消kiえてくれないetekurenai
ふたりでならんでfutaridenarande歩aruいたita
帰kaeりri道michiとto同onaじji道michi
鮮azaやかにyakani咲saくku花hanaびらはbiraha
あのano日hiみたいでmitaide
残nokoったままのttamamano思omoいはiha
もうどうしようもないからmoudoushiyoumonaikara
いつかitsuka消kiえるそのerusono日hiまでmade
大切taisetsuにするんだnisurunda