横顔 歌詞 冨永裕輔 ふりがな付

今いまならなんて言いえただろう 寂さびし気きなあなたの横顔よこがおに…

だれでも強つよいだけの人ひとはいない
その笑顔えがおの影かげにある涙なみだを隠かくしていても
だれにも言いわなかった哀かなしみがある
言葉ことばにすれば きっともっとだれかを傷きずつけるから

優やさしさこそが強つよさと 教おしえてくれたのはあなたでした

今いまならなんて言いうんだろう
虚うつろ気きなあなたのために
これからどこへ生いきてゆこう
残のこされたあなたの温ぬくもりと

確たしかなことがひとつあるとすれば
そばにいられるその奇跡きせき 人ひとはいつもあとに気きづく
今いまならまだ間まに合あうかもしれないと
思おもったときに その時ときに ただ抱だきしめてやればいい

言葉ことばはいつも追おい付つかなくて 大おおきなあなたへの愛あいよりかは

今更いまさらなんて言いわないから
素直すなおな思おもいを伝つたえたい
花々はなばなを草木くさきを揺ゆらす
風かぜの中なかに 嗚呼ああ あなたがいる

今いまならなんて言いえるだろう
大切たいせつなあなたのために
晴はれた日ひの優やさしい雨あめに
残のこされたあなたの思おもい出でに 寂さびし気きなあなたの横顔よこがおに…