つま先さきで背伸せのびして何なん光年こうねん?
「そのままでいいよ」って
あなたは言いってたっけ
僕ぼくたちは真夜中まよなかに彷徨さまよって
月明つきあかりを辿たどって
ただ前まえを向むいていたんだ
どっかで聞きいた警報けいほうが
頭あたまの中なかで鳴なっていた
「もうすぐ夏なつが終おわるから
このまま歩あるいて海うみに行いこう」
だんだん大人おとなになっていて
だんだん世界せかいが傾かたむいて
反射はんしゃした水みずの飛沫しぶきが
記憶きおくの終おわりを伝つたえていたから
手てが触さわれて泡あわになった
あなたのことを思おもい出だしたら
暗くらい海うみのその奥おくまで
このまま泳およいで行いけるのかな?
冷つめたくて
凍こごえていて
目めの前まえが少すこし滲にじんできたから
また ここで待まっている
目めが覚さめて僕ぼくはまだ
昔むかしのあの日ひのこと思おもい出だしていた
もう少すこしで辿たどり着つくかな?
でも足あしがすくんで動うごけなくなった
“雨あめの日ひの雑踏ざっとう
ビルの間あいだを
また一人ひとり
また一人ひとりで歩あるいていた
アスファルトを濡ぬらすその雫しずくは
僕ぼくたちの記憶きおくも洗あらい流ながしてゆくようだった
それでもまだ歩あるいていた
この先さきには
この先さきには
まだ変かわらないものがあると思おもった”
手てが触さわれて泡あわになった
あなたのことを思おもい出だしたら
暗くらい海うみのその奥おくまで
このまま泳およいで行いけるのかな?
冷つめたくて
凍こごえていて
目めの前まえが少すこし滲にじんできたから
また 泡あわになってゆく
つまtsuma先sakiでde背伸senoびしてbishite何nan光年kounen?
「そのままでいいよsonomamadeiiyo」ってtte
あなたはanataha言iってたっけttetakke
僕bokuたちはtachiha真夜中mayonakaにni彷徨samayoってtte
月明tsukiaかりをkariwo辿tadoってtte
ただtada前maeをwo向muいていたんだiteitanda
どっかでdokkade聞kiいたita警報keihouがga
頭atamaのno中nakaでde鳴naっていたtteita
「もうすぐmousugu夏natsuがga終oわるからwarukara
このままkonomama歩aruいてite海umiにni行iこうkou」
だんだんdandan大人otonaになっていてninatteite
だんだんdandan世界sekaiがga傾katamuいてite
反射hansyaしたshita水mizuのno飛沫shibukiがga
記憶kiokuのno終oわりをwariwo伝tsutaえていたからeteitakara
手teがga触sawaれてrete泡awaになったninatta
あなたのことをanatanokotowo思omoいi出daしたらshitara
暗kuraいi海umiのそのnosono奥okuまでmade
このままkonomama泳oyoいでide行iけるのかなkerunokana?
冷tsumeたくてtakute
凍kogoえていてeteite
目meのno前maeがga少sukoしshi滲nijiんできたからndekitakara
またmata ここでkokode待maっているtteiru
目meがga覚saめてmete僕bokuはまだhamada
昔mukashiのあのnoano日hiのことnokoto思omoいi出daしていたshiteita
もうmou少sukoしでshide辿tadoりri着tsuくかなkukana?
でもdemo足ashiがすくんでgasukunde動ugoけなくなったkenakunatta
“雨ameのno日hiのno雑踏zattou
ビルbiruのno間aidaをwo
またmata一人hitori
またmata一人hitoriでde歩aruいていたiteita
アスファルトasufarutoをwo濡nuらすそのrasusono雫shizukuはha
僕bokuたちのtachino記憶kiokuもmo洗araいi流nagaしてゆくようだったshiteyukuyoudatta
それでもまだsoredemomada歩aruいていたiteita
このkono先sakiにはniha
このkono先sakiにはniha
まだmada変kaわらないものがあるとwaranaimonogaaruto思omoったtta”
手teがga触sawaれてrete泡awaになったninatta
あなたのことをanatanokotowo思omoいi出daしたらshitara
暗kuraいi海umiのそのnosono奥okuまでmade
このままkonomama泳oyoいでide行iけるのかなkerunokana?
冷tsumeたくてtakute
凍kogoえていてeteite
目meのno前maeがga少sukoしshi滲nijiんできたからndekitakara
またmata 泡awaになってゆくninatteyuku