ブレイク・ソング 歌詞 JIJIM ふりがな付

夜よる道みちを歩あるくひとり、ぽつり
歩幅ほはばは自分じぶんだけのペースで
出掛でかける時ときは化粧けしょうも待またないし
帰がえりの連絡れんらくを急せかされもしない

雑誌ざっしの服装ふくそうは僕ぼくの趣味しゅみじゃないし
部屋べやの温度おんどはいつも暑あつい
テレビに映うつるコメディを笑わらうときが
二人ふたりの心こころやっと重かさなれる

思おもい出だせば隣となりの窓際まどぎわ
君きみの顔かおがまだ映うつっている

居心地いごこちの悪わるいその不自由ふじゆうが
二人ふたりの愛あいの形かたちだと言いうのなら
もういい、自由じゆうはいい
だからどうかまた振ふり向むいて

トイレの電気でんきは消きえていて
換気扇かんきせんの音おとも静しずかになっている
ネクタイの場所ばしょを聞きかれることも無ないし
晩酌ばんしゃくの相手あいてもしなくていい

思おもい出だせば我慢がまんばかり

大丈夫だいじょうぶ、それをただ鵜呑うのみに
あなたは本音ほんねを聞きき出だそうともしないし
気きまぐれな優やさしさが運良うんよく
私わたしの心こころをたまに打うつの

思おもい出だせは我慢がまんばかり
あなたの顔かおに平手打ひらてうちをさせて欲ほしい

居心地いごこちの悪わるいその不自由ふじゆうは
二人ふたりの愛あいの印しるしを奪うばって
もう、ちゃんと前まえを向むかなくちゃと
教おしえてくれた。そうでしょう?

春風しゅんぷうが夏なつを越こえて吹ふいた
秋あきの落おち葉ばは冬ふゆの歌うたに踊おどった
愛あいは幾いくつかの季節きせつを重かさねて
ゆっくり目めを閉とじた

すれ違ちがい二人ふたり愛あいを休やすめて
いつかどこかで出会であえればまた笑わらえるようにと
愛あいし合あった二人ふたりそれぞれの道みちへ
もう二度にどと会あえないことわかって居いても
今いまは期待きたいせずには居いられない
運命うんめいを背負しょって去さっていく
不自由ふじゆうだったそれを忘わすれずに