焼き鳥バカ一代 歌詞 嘉門タツオ ふりがな付

メラメラ燃もえる 備長炭びんちょうたんの
炎えんを見みつめる 熱あつい眼差まなざし

焼やき台だいに並ならぶ串くし達たちを
強火つよびの近火きんかで 魂たましい込こめて

塩しおを振ふれ タレにつけろ
炭すみを割われ 脂あぶらを落おとせ
煙けむりを 纏まとわせろ 旨味うまみ封ふうじ込こめ

お客きゃくの笑顔えがおが 明日あしたの活力かつりょく
世界せかいに羽はばたけ 焼やき鳥とりバカ一代いちだい

愛情あいじょう込こめて 捌さばいた部位ぶいを
串打くしうち3年ねん 焼やきは一生いっしょう

ガキの頃ころから 憧あこがれていた
この道みち一筋ひとすじ突つき進すすめ

風かぜを送おくれ 炭すみよいこれ
鉢巻はちまきに 汗あせが滲にじむ
腰ごしから 団扇うちわ抜ぬき取とり 鮮あざやかに扇あおげ

美味うまい!と唸うなる 横顔よこがお感かんじて
腹はらから 声こえ出だしていけ!
焼やき鳥とりバカ一代いちだい

生産者せいさんしゃ達たちと 高たかみを目指めざし
明日あしたに向むかって 積つみ重かさねる日々ひび

もも肉にく つくねにうずらに血肝ちぎも
それぞれの 特徴とくちょう引ひき出だして

気きを抜ぬくな 気きを配くばれ
グラスも 進すすむよ
今夜こんやも癒いやされた 女将おかみの微笑ほほえみ

この先さきずっと 炎ほのおを絶たやすな
遥はるかな夢ゆめに向むかって 焼やき鳥とりバカ一代いちだい
世界せかいに羽はばたけ 焼やき鳥とりバカ一代いちだい