陽炎揺かげろうゆれる 名なもない駅えきに
遠とおい汽笛きてきの ゆらめきが
かすかな余韻よいんを残のこす頃ころ
見上みあげた空そらには
静しずけさが満みちていた
なのにこの同おなじ空そらの下した
暗くらい思おもい出での残のこり火ひを
吹ふき消けすように みじろいだ
あの人ひとは幻まぼろしだったのでしょうか
たわむれ遊あそぶ 童わらべのほほに
沈しずむ夕陽ゆうひの 輝かがやきが
優やさしい翳かげりを映うつす頃ころ
くれなずむ街まちには
やすらぎが満みちていた
なのにこの同おなじ空そらの下した
辛つらい出来事できごとの結末けつまつを
呟つぶやくように ささやいた
あの人ひとは幻まぼろしだったのでしょうか
陽炎揺kagerouyuれるreru 名naもないmonai駅ekiにni
遠tooいi汽笛kitekiのno ゆらめきがyuramekiga
かすかなkasukana余韻yoinをwo残nokoすsu頃koro
見上miaげたgeta空soraにはniha
静shizuけさがkesaga満miちていたchiteita
なのにこのnanonikono同onaじji空soraのno下shita
暗kuraいi思omoいi出deのno残nokoりri火hiをwo
吹fuきki消keすようにsuyouni みじろいだmijiroida
あのano人hitoはha幻maboroshiだったのでしょうかdattanodesyouka
たわむれtawamure遊asoぶbu 童warabeのほほにnohohoni
沈shizuむmu夕陽yuuhiのno 輝kagayaきがkiga
優yasaしいshii翳kageりをriwo映utsuすsu頃koro
くれなずむkurenazumu街machiにはniha
やすらぎがyasuragiga満miちていたchiteita
なのにこのnanonikono同onaじji空soraのno下shita
辛tsuraいi出来事dekigotoのno結末ketsumatsuをwo
呟tsubuyaくようにkuyouni ささやいたsasayaita
あのano人hitoはha幻maboroshiだったのでしょうかdattanodesyouka