心中日和 歌詞 R指定 ふりがな付

陽ひの当あたらない場所ばしょ
そっと咲さいた百合ゆりの花はな
枯かれて萎しぼんだねと
寂さびし気きに君きみが呟つぶやく

太陽たいようは顔かおを隠かくし
空そらは今いまにも泣なき出だしそう
黒くろい雲くもに呑のまれ
消きえてゆく

別わかれの日ひはいつでも泣なき顔かおを隠かくして
手てを振ふる君きみさよなら
誓ちかった日ひは来こない
わかっていた…

嗚呼ああ、人ひとは何なんのために生うまれ
生いきてく意味いみさえ解わからなくなる
この声こえがこの耳みみがこの目めが壊こわれても
何なにも変かわらない明日あすだけが待まつ夜よるに…

そうきっと今日死きょうしぬだろう
悲かなしまないでいてね
胸元むなもとにある想おもい
君きみに届とどくよう願ねがっている

嗚呼ああ、黒くろい雲くもに飲のみ込こまれる
強つよくはない君きみに謝あやまりたい
痛いたみさえ感かんじない
只ただ、君きみに会あいたい
いろんな君きみが見みえて涙なみだが出でた

光指ひかりさす場所ばしょには僕ぼくはいない…

幸しあわせでいて下ください
せめて君きみだけはずっと…
ずっと…ずっと…