東京哀歌 歌詞 R指定 ふりがな付

ビルの隙間風すきまかぜが心こころくすぐってる
楽たのしそうな人ひとが笑わらう新宿駅しんじゅくえき
誰だれも気きにかけない ひとりきりの街まちで
肩かたを震ふるわせてる

前向まえむきな歌うたが響ひびき渡わたっていく
聴きいていればそれで幸しあわせになれるの?
何なにも聞きこえない 何なにも届とどかない
くだらない

あの日死ひしんでいれば 楽らくになれたのかな
そんな勇気ゆうきはない わかるそれが辛つらい
自分傷付じぶんきずつけることで楽らくになれた
自慰じいに頼たよった日々ひび

強つよく生いきる事ことに価値かちはあるでしょうか
きっとその先さきには未遂みすいされた森もりで
溺おぼれゆくんだろう 腐くされゆくんだろう
何なにが希望きぼうなのか わからない

東京とうきょうはとても哀かなしみに満みちた街まち
希望きぼうなんてあるようで無なくて
歪ゆがんでしまう
東京とうきょうはとても淋さびしさに満みちた街まち
きっとここは人ひとの形かたちをしたカラスに溢あふれてる

待まち合あわせは人通ひとどおりのない路地裏ろじうらがお好すきで
あなたはいくら染しみついたセーラー服ふくを脱ぬがすのは誰だれ

日常にちじょうありふれて起おきる人身事故じんしんじこ
都営新宿線とえいしんじゅくせんイラだちが募つのる
それが君きみにとって終点しゅうてんなのですか
楽らくになれたでしょうか

ねえママ 優やさしさ全部教ぜんぶおしえてよ
ねえママ 早はやく捕つかまえて鬼おにさん

失うしなったものが自分じぶんにはありすぎて
心こころと身体離からだはなれ離ばなれで自己嫌悪じこけんおの日々ひび
夕闇ゆうやみが滲にじむ いつもの交差点こうさてんで
すりゆく人ひとの並なみに流ながされ取とり残のこされる

東京とうきょうはとても輝かがやきに満みちた街まち
連つれてきた希望きぼうすべて呑のみ込こまれる
最高さいこうな日々ひびよ 本当ほんとうにありがとう
崩くずれゆく理性りせいそして犠牲ぎせい
自分じぶんの弱よわさなんだ