よみ:かざりもの
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埃ほこりだらけの畳たたみを 這はいずり回まわった
梳とかしたざんばら髪かみに 惑まどい
土気色つちけいろした頬ほほに 涙なみだが伝つたった
淀よどんだ社しゃの鳥居とりいに 迷まよい
わたしは こわれた かざりもの
このまま 檻おりの中なかで 朽くちてゆくの
この蝋燭ろうそくの灯ともしびが消きえるまで
子守こもり歌うたでも 聴きかせて頂戴ちょうだい
厭あきられて 疎うとまれて 打うち捨すてられて
軋きしむ首くびもたげ けたけた笑わらう
赤あかと黒くろと灰色はいいろの 座敷ざしきの奥おくで
戻もどらぬあなたをずっと 待まっている
温ぬくい風吹かぜふきぬく 夜更よふけに からすが鳴ないた
くすんだ格子こうしの袖そでに 憂うれい
この世よに 遺のこした わすれもの
あなたの 枕まくらもとに 憑ついてゆくの
ひび割われた柱はしらの隙間すきまから
人形にんぎょうは 望郷ぼうきょうの 夢ゆめを見みる
閉とざされて 縛しばられて 擦すり切きれ果はてて
乱みだれ髪揺かみゆらして 呪のろい歌うたう
恨うらみつらみ 悲かなしみも 幾多いくたの機微きびも
所詮しょせんはヒトの真似事まねごとと 哂わらえばいい
宵よいの口くち 枯かれ紅葉こうよう 掃はき溜たまり 十六夜いざよい
籠かごの鳥とり おぼろ月つき 艶姿あですがた 通とおり雨あめ
わらべ歌うた 女郎花おみなえし 風車かざぐるま 小忌衣しょういみぎぬ
神宿かみやどり 黄泉風よみふう 死化粧しにげしょう
願ねがっても 愛あいしても 想おもい焦こがしても
届とどかない世界せかいを 羨うらやみ 墜おちる
微笑ほほえんで 涙なみだして 歌うたを奏かなでた
紛まがいものの命いのちと気付きづかぬまま
厭あきられて 疎うとまれて 打うち捨すてられて
折おれた首くびもたげ けたけた笑わらう
赤あかと黒くろと灰色はいいろの 座敷ざしきの奥おくで
戻もどらぬあなたをずっと 待まっている
梳とかしたざんばら髪かみに 惑まどい
土気色つちけいろした頬ほほに 涙なみだが伝つたった
淀よどんだ社しゃの鳥居とりいに 迷まよい
わたしは こわれた かざりもの
このまま 檻おりの中なかで 朽くちてゆくの
この蝋燭ろうそくの灯ともしびが消きえるまで
子守こもり歌うたでも 聴きかせて頂戴ちょうだい
厭あきられて 疎うとまれて 打うち捨すてられて
軋きしむ首くびもたげ けたけた笑わらう
赤あかと黒くろと灰色はいいろの 座敷ざしきの奥おくで
戻もどらぬあなたをずっと 待まっている
温ぬくい風吹かぜふきぬく 夜更よふけに からすが鳴ないた
くすんだ格子こうしの袖そでに 憂うれい
この世よに 遺のこした わすれもの
あなたの 枕まくらもとに 憑ついてゆくの
ひび割われた柱はしらの隙間すきまから
人形にんぎょうは 望郷ぼうきょうの 夢ゆめを見みる
閉とざされて 縛しばられて 擦すり切きれ果はてて
乱みだれ髪揺かみゆらして 呪のろい歌うたう
恨うらみつらみ 悲かなしみも 幾多いくたの機微きびも
所詮しょせんはヒトの真似事まねごとと 哂わらえばいい
宵よいの口くち 枯かれ紅葉こうよう 掃はき溜たまり 十六夜いざよい
籠かごの鳥とり おぼろ月つき 艶姿あですがた 通とおり雨あめ
わらべ歌うた 女郎花おみなえし 風車かざぐるま 小忌衣しょういみぎぬ
神宿かみやどり 黄泉風よみふう 死化粧しにげしょう
願ねがっても 愛あいしても 想おもい焦こがしても
届とどかない世界せかいを 羨うらやみ 墜おちる
微笑ほほえんで 涙なみだして 歌うたを奏かなでた
紛まがいものの命いのちと気付きづかぬまま
厭あきられて 疎うとまれて 打うち捨すてられて
折おれた首くびもたげ けたけた笑わらう
赤あかと黒くろと灰色はいいろの 座敷ざしきの奥おくで
戻もどらぬあなたをずっと 待まっている