よみ:はらり
はらり 歌詞
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花園雪(今井麻美)
- 2016.7.15 リリース
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遥はるか刻ときで咲さいていた
思おもひ出でを抱だきしめては。
色褪いろあせぬ、と切せつなくなって行ゆく季節きせつ。
清さやか水みずに映うつりしは
枯かれ尾花おばなのうら寂さびし。
黒髪揺くろかみゆらす
時ときつ風かぜが冷つめたくて。
幼いときなし頃ころ、
無邪気むじゃきなあなた。 雪仏ゆきぼとけの傍そばで。
片笑ほほえむ姿すがた、思おもひ出だしては恋こいしくて。
はらり、と。
み雪ゆきの舞まい散ちる度たびに思おもひ出だす、
名なも知しらぬ その顔かお。
嗚呼ああ、私わたしに残のこしたこゝろの一枚ひとひら
あたたかく。
はらり、と。
み雪ゆきの舞まい散ちる度たびに思おもひ出だす、
名なも知しらぬ その顔かお。
嗚呼ああ、ぬくもり残のこして小ちいさくなってく。
雪ゆきもよに消きえてく。
白しらむ景色けしき 悴かじかんだ心こころ。 斑雪はだれゆきの如ごとく。
藪柑子やぶこうじは赤あかく実みのる、風かぜに揺ゆれて泣なく。
幾返いくがえり日々重ひびかさねて、重かさねる度冴たびさえ凍ごおる。
震ふるえる体からだを温あたためる術すべはなく。
霞かすみの奥おくでやにわに滲にじむ袖口そでぐちの淡色あわいろ。
唐傘からかさの下もと、洟啜はなすすり陰かげる泣なき顔かお。
はらり、と。
み雪ゆきの舞まい散ちる度たびに思おもひ出だす、
名なも知しらぬ その顔かお。
嗚呼ああ、私わたしに残のこしたこゝろの一枚ひとひら
あたたかく。
はらり、と。
み雪ゆきの舞まい散ちる度たびに思おもひ出だす、
名なも知しらぬ その顔かお。
嗚呼ああ、ぬくもり残のこして小ちいさくなってく。
雪ゆきもよに消きえてく。
もう一度いちど、一度いちどだけでいい。
名なも知しらぬけれど愛いとしあの人ひとに、
会あわせてくれまいか。
藪柑子やぶこうじは赤あかく実みのる、揺ゆれるこゝろの一枚ひとひら。
思おもひ出でを抱だきしめては。
色褪いろあせぬ、と切せつなくなって行ゆく季節きせつ。
清さやか水みずに映うつりしは
枯かれ尾花おばなのうら寂さびし。
黒髪揺くろかみゆらす
時ときつ風かぜが冷つめたくて。
幼いときなし頃ころ、
無邪気むじゃきなあなた。 雪仏ゆきぼとけの傍そばで。
片笑ほほえむ姿すがた、思おもひ出だしては恋こいしくて。
はらり、と。
み雪ゆきの舞まい散ちる度たびに思おもひ出だす、
名なも知しらぬ その顔かお。
嗚呼ああ、私わたしに残のこしたこゝろの一枚ひとひら
あたたかく。
はらり、と。
み雪ゆきの舞まい散ちる度たびに思おもひ出だす、
名なも知しらぬ その顔かお。
嗚呼ああ、ぬくもり残のこして小ちいさくなってく。
雪ゆきもよに消きえてく。
白しらむ景色けしき 悴かじかんだ心こころ。 斑雪はだれゆきの如ごとく。
藪柑子やぶこうじは赤あかく実みのる、風かぜに揺ゆれて泣なく。
幾返いくがえり日々重ひびかさねて、重かさねる度冴たびさえ凍ごおる。
震ふるえる体からだを温あたためる術すべはなく。
霞かすみの奥おくでやにわに滲にじむ袖口そでぐちの淡色あわいろ。
唐傘からかさの下もと、洟啜はなすすり陰かげる泣なき顔かお。
はらり、と。
み雪ゆきの舞まい散ちる度たびに思おもひ出だす、
名なも知しらぬ その顔かお。
嗚呼ああ、私わたしに残のこしたこゝろの一枚ひとひら
あたたかく。
はらり、と。
み雪ゆきの舞まい散ちる度たびに思おもひ出だす、
名なも知しらぬ その顔かお。
嗚呼ああ、ぬくもり残のこして小ちいさくなってく。
雪ゆきもよに消きえてく。
もう一度いちど、一度いちどだけでいい。
名なも知しらぬけれど愛いとしあの人ひとに、
会あわせてくれまいか。
藪柑子やぶこうじは赤あかく実みのる、揺ゆれるこゝろの一枚ひとひら。