よみ:れいんのせかい
澪音の世界 歌詞
-
Sound Horizon
- 2004.10.27 リリース
- 作詞
- Revo
- 作曲
- Revo
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荒あれ果はてた野のを 一人ひとりの少女しょうじょが往ゆく
正確せいかくには一人ひとりと一匹いっぴき 少女しょうじょの右手みぎてには赤あかい紐ひも
その先さきに結むすばれたる首輪くびわもまた赤あかく
黒銀こくぎんの毛並けなみを持もつ犬いぬは 小ちいさく吠ほえた
飼かい主ぬしたる少女しょうじょ『澪音れいん』に語かたりかけるかのように…
豪奢ごうしゃな廃墟はいきょに転ころがり 冷つめたい雨あめに怯おびえる
輝かがやける名誉めいよも権力ちからも 今いまではもう過去かこの所有物もの
観測かんそくとは事実じじつの側面そくめんを抉えぐり取とる刃物ナイフ
その男おとこは果はたして...何なにを得え...何なにを失うしなったのか…
奪うばいし物ものは奪うばわれ 斯かくして世界せかいは廻まわる
降ふり止やまない雨あめの向むこうに 何色なにいろの空そらをみる
代償リスクを背負せおうほど 加熱かねつする駆かけ引ひきは
全すべて失なくすまで気付きづかない 度どし難がたい自我エゴの下僕しもべ…
空虚くうきょな廃墟はいきょに転ころがり 冷つめたい雨あめに震ふるえる
帰かえる場所ばしょも待まってる人ひとも 今いまではもう過去かこの支配領域ばしょ
推測すいそくとは事実じじつの背面はいめんを削そぎ落おとす刃物ナイフ
その男おとこは果はたして...何なにを見み...何なにを悟さとったのか…
奪うばいし者ものは奪うばわれ 斯かくして時代じだいは廻めぐる
降ふり止やまない雨あめの向むこうに 何色なにいろの空そらがある
運命うんめいを捩ねじ伏ふせ 従したがえる心算つもりでも
未来ときを掴つかもうと伸のばした その腕うででは短みじか過すぎた…
閉とざされた少女しょうじょの瞳ひとみが 開ひらかれし瞬間世界ときせかいは
幻想げんそうし得うる最悪さいあくの狂夢ゆめを...残酷ざんこくな死神かみを見みる…
『死し』とは...精神こころに先行せんこうして
まず肉体からだに依存いぞんする感覚かんかくから朽くち果はてるものらしい
なればこそ人間ひとは散々忌避さんざんきひし逃避とうひを企くわだてながらも
招まねかれざる死しの冷つめたい接吻くちづけに耐たえ得うるのだろうか…
絶たえ間まない恐怖感きょうふかんが雨あめとなり降ふり続つづけるという幻想げんそう
それは...生いきながらにして精神こころを壊こわされてゆく苦痛くつう
硝子球がらすだまのように透すき通とおった永遠えいえんの合あわせ鏡かがみ
罪人ざいにんは少女しょうじょの瞳ひとみの中なかに唯ただ『世界せかい』を見みるという…
百聞ひゃくぶんは一見いっけんに如しかず 千聞せんぶんとてまた然しかり
憐憫れんびん...侮蔑ぶべつ...的外まとはずれな嘲笑ちょうしょう...謂いわば対岸たいがんの火事かじ
燃もえるまでは熱あつさ解わからず 燃もえてからでは遅過おそすぎる
この世界せかいで何人なんびとが罪つみを犯おかさずに生いきられると言ゆうのか…
閉とざされた少女しょうじょの瞳ひとみが 開ひらかれし瞬間世界ときせかいは
幻想げんそうし得うる最悪さいあくの狂夢ゆめを...残酷ざんこくな死神かみを見みる…
薄氷色アイスブルーに煌きらめく瞳ひとみが 鮮あざやかに朽くちる世界せかいと
堕おちてゆく狂夢ゆめに唇くちびるを重かさねて...残酷ざんこくな死神かみになる…
地ちに蔓延はびこりし我われら罪人ざいにんの群むれ
願ねがわくば...君きみが澪音れいんの世界せかいに囚とらわれないことを…
正確せいかくには一人ひとりと一匹いっぴき 少女しょうじょの右手みぎてには赤あかい紐ひも
その先さきに結むすばれたる首輪くびわもまた赤あかく
黒銀こくぎんの毛並けなみを持もつ犬いぬは 小ちいさく吠ほえた
飼かい主ぬしたる少女しょうじょ『澪音れいん』に語かたりかけるかのように…
豪奢ごうしゃな廃墟はいきょに転ころがり 冷つめたい雨あめに怯おびえる
輝かがやける名誉めいよも権力ちからも 今いまではもう過去かこの所有物もの
観測かんそくとは事実じじつの側面そくめんを抉えぐり取とる刃物ナイフ
その男おとこは果はたして...何なにを得え...何なにを失うしなったのか…
奪うばいし物ものは奪うばわれ 斯かくして世界せかいは廻まわる
降ふり止やまない雨あめの向むこうに 何色なにいろの空そらをみる
代償リスクを背負せおうほど 加熱かねつする駆かけ引ひきは
全すべて失なくすまで気付きづかない 度どし難がたい自我エゴの下僕しもべ…
空虚くうきょな廃墟はいきょに転ころがり 冷つめたい雨あめに震ふるえる
帰かえる場所ばしょも待まってる人ひとも 今いまではもう過去かこの支配領域ばしょ
推測すいそくとは事実じじつの背面はいめんを削そぎ落おとす刃物ナイフ
その男おとこは果はたして...何なにを見み...何なにを悟さとったのか…
奪うばいし者ものは奪うばわれ 斯かくして時代じだいは廻めぐる
降ふり止やまない雨あめの向むこうに 何色なにいろの空そらがある
運命うんめいを捩ねじ伏ふせ 従したがえる心算つもりでも
未来ときを掴つかもうと伸のばした その腕うででは短みじか過すぎた…
閉とざされた少女しょうじょの瞳ひとみが 開ひらかれし瞬間世界ときせかいは
幻想げんそうし得うる最悪さいあくの狂夢ゆめを...残酷ざんこくな死神かみを見みる…
『死し』とは...精神こころに先行せんこうして
まず肉体からだに依存いぞんする感覚かんかくから朽くち果はてるものらしい
なればこそ人間ひとは散々忌避さんざんきひし逃避とうひを企くわだてながらも
招まねかれざる死しの冷つめたい接吻くちづけに耐たえ得うるのだろうか…
絶たえ間まない恐怖感きょうふかんが雨あめとなり降ふり続つづけるという幻想げんそう
それは...生いきながらにして精神こころを壊こわされてゆく苦痛くつう
硝子球がらすだまのように透すき通とおった永遠えいえんの合あわせ鏡かがみ
罪人ざいにんは少女しょうじょの瞳ひとみの中なかに唯ただ『世界せかい』を見みるという…
百聞ひゃくぶんは一見いっけんに如しかず 千聞せんぶんとてまた然しかり
憐憫れんびん...侮蔑ぶべつ...的外まとはずれな嘲笑ちょうしょう...謂いわば対岸たいがんの火事かじ
燃もえるまでは熱あつさ解わからず 燃もえてからでは遅過おそすぎる
この世界せかいで何人なんびとが罪つみを犯おかさずに生いきられると言ゆうのか…
閉とざされた少女しょうじょの瞳ひとみが 開ひらかれし瞬間世界ときせかいは
幻想げんそうし得うる最悪さいあくの狂夢ゆめを...残酷ざんこくな死神かみを見みる…
薄氷色アイスブルーに煌きらめく瞳ひとみが 鮮あざやかに朽くちる世界せかいと
堕おちてゆく狂夢ゆめに唇くちびるを重かさねて...残酷ざんこくな死神かみになる…
地ちに蔓延はびこりし我われら罪人ざいにんの群むれ
願ねがわくば...君きみが澪音れいんの世界せかいに囚とらわれないことを…