午前3時ごぜんさんじ すべりだいの上うえに座すわる
そこは私わたしだけの場所ばしょ
ふと思おもい巡めぐらす
影かげを失うしなった雨あめの日ひの日時計ひどけいはどんな時ときを刻きざんでいるんだろう
そっくりな顔かおの親子おやこが向むこうから笑わらいながら歩あるいてきた
なんでもない顔かおをしてすれ違ちがう
涙なみだにじむのはなんでだろう
見みつけても 触さわっても 探さがしても 逃にげても
暗くらい闇やみの物語ものがたり
無なくしても 走はしっても 叫さけんでも 迷まよっても
全すべてはもう胸むねの中なかに
時ときのむこう いくつもの見みえない炎ほのおが いくつも
わたしは目めの前まえでおびえながらその炎ほのおを触さわっている
その前まえで笑わらいながら炎ほのおを指ゆびさしている
見みつけても 触さわっても 探さがしても 逃にげても
暗くらい闇やみの物語ものがたり
無なくしても 走はしっても 叫さけんでも 迷まよっても
全すべてはもう胸むねの中なかに
ふたりをつなぐものはなんだろう
あなたに見みせたくて撮とった写真しゃしんや
木々きぎの揺ゆれる影かげにずっと見みとれていたこと
伝つたえるべきことはなにもない
ただポケットに隠かくし持もって 指ゆびでなぞっていたいだけ
どこかで目覚めざまし時計どけいが鳴なっている
午前3時gozensanji すべりだいのsuberidaino上ueにni座suwaるru
そこはsokoha私watashiだけのdakeno場所basyo
ふとfuto思omoいi巡meguらすrasu
影kageをwo失ushinaったtta雨ameのno日hiのno日時計hidokeiはどんなhadonna時tokiをwo刻kizaんでいるんだろうndeirundarou
そっくりなsokkurina顔kaoのno親子oyakoがga向muこうからkoukara笑waraいながらinagara歩aruいてきたitekita
なんでもないnandemonai顔kaoをしてすれwoshitesure違chigaうu
涙namidaにじむのはなんでだろうnijimunohanandedarou
見miつけてもtsuketemo 触sawaってもttemo 探sagaしてもshitemo 逃niげてもgetemo
暗kuraいi闇yamiのno物語monogatari
無naくしてもkushitemo 走hashiってもttemo 叫sakeんでもndemo 迷mayoってもttemo
全subeてはもうtehamou胸muneのno中nakaにni
時tokiのむこうnomukou いくつものikutsumono見miえないenai炎honooがga いくつもikutsumo
わたしはwatashiha目meのno前maeでおびえながらそのdeobienagarasono炎honooをwo触sawaっているtteiru
そのsono前maeでde笑waraいながらinagara炎honooをwo指yubiさしているsashiteiru
見miつけてもtsuketemo 触sawaってもttemo 探sagaしてもshitemo 逃niげてもgetemo
暗kuraいi闇yamiのno物語monogatari
無naくしてもkushitemo 走hashiってもttemo 叫sakeんでもndemo 迷mayoってもttemo
全subeてはもうtehamou胸muneのno中nakaにni
ふたりをつなぐものはなんだろうfutariwotsunagumonohanandarou
あなたにanatani見miせたくてsetakute撮toったtta写真syashinやya
木々kigiのno揺yuれるreru影kageにずっとnizutto見miとれていたことtoreteitakoto
伝tsutaえるべきことはなにもないerubekikotohananimonai
ただtadaポケットpokettoにni隠kakuしshi持moってtte 指yubiでなぞっていたいだけdenazotteitaidake
どこかでdokokade目覚mezaましmashi時計dokeiがga鳴naっているtteiru