よみ:へっどふぉんあくたー
ヘッドフォンアクター 歌詞
-
じん feat. IA
- 2012.3.14 リリース
- 作詞
- じん
- 作曲
- じん
友情
感動
恋愛
元気
結果
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その日ひは随分ずいぶんと平凡へいぼんで
当あたり障さわり無ない一日いちにちだった
暇ひまつぶしに聞きいてたラジオから
あの話はなしが流ながれ出だすまでは
「非常ひじょうに残念ざんねんなことですが、
本日地球ほんじつちきゅうは終おわります」と
どこかの国くにの大統領だいとうりょうが
泣なきながら話はなしをするまでは。
窓まどの外そとは大おおきな鳥とりたちが空覆そらおおい尽つくしてく渋滞中じゅうたいちゅう
三日月みかづきを飲のみ込こんでどこかへと向むかってる
やりかけてたゲームはノーセーブ
机つくえにほぼ手てつかず参考書さんこうしょ
震ふるえる身体からだをいなす様ようにすぐにヘッドフォンをした
不明ふめいなアーティスト項目こうもくの
タイトル不明ふめいのナンバーが
途端とたんに耳元流みみもとながれ出だした
「生いき残のこりたいでしょう?」
蠢うごめきだす世界会場せかいかいじょうを
波打なみうつように揺ゆれる摩天楼まてんろう
紛まぎれもないこの声こえはどう聞きいても
聞きき飽あきた自分じぶんの声こえだ
「あの丘おかを越こえたら20秒にじゅうびょうで
その意味いみを嫌いやでも知しることになるよ。
疑うたがわないで。耳みみを澄すませたら20秒先にじゅうびょうさきへ」
交差点こうさてんは当然大渋滞とうぜんだいじゅうたい
もう老若男女ろうにゃくなんにょは関係かんけいない
怒号どごうやら赤あかん坊ぼうの泣なき声ごえで埋うまっていく
暴あばれだす人ひと 泣なき出だす少女しょうじょ
祈いのりだした神父しんぷを追おい抜ぬいて
ただ一人目指ひとりめざすのは逆方向ぎゃくほうこう
あの丘おかの向むこうへと
ヘッドフォンから依然声いぜんこえがして
「あと12分じゅうにふんだよ」と告つげる
このまま全すべて消きえ去さってしまうならもう術すべは無ないいだろう
ざわめき出だす悲鳴合唱ひめいがっしょうを
涙目なみだめになってかすめる10秒じゅうびょう
疑うたがいたいけど誰だれがどうやっても
終おわらない人類賛歌じんるいさんか
「駆かけ抜ぬけろ、もう残のこり1分いっぷんだ。」
その言葉ことばももう聞きこえない位くらいに
ただ目指めざしていた丘おかの向むこうは
すぐ目めの前まえに
息いきも絶たえ絶だえたどり着ついたんだ
空そらを映うつし出だす壁かべの前まえに
その向むこう白衣はくいの科学者かがくしゃたちは
「素晴すばらしい」と手てを打うった
疑うたがうよ。
そこから見みる街まちの風景ふうけいは
まるで実験施設じっけんしせつの様ようでさ
「もう不必要ふひつようだ。」
科学者かがくしゃは片手間かたてまに爆弾ばくだんを投なげた
箱はこの中なかの小ちいさな世界せかいで
今いままでずっと生いきてきたんだなと
燃もえ尽つきていく街まちだったモノを
ただ、呆然ぼうぜんと見みる耳元みみもとで
ヘッドフォンの向むこうから
「ごめんね」と声こえがした
当あたり障さわり無ない一日いちにちだった
暇ひまつぶしに聞きいてたラジオから
あの話はなしが流ながれ出だすまでは
「非常ひじょうに残念ざんねんなことですが、
本日地球ほんじつちきゅうは終おわります」と
どこかの国くにの大統領だいとうりょうが
泣なきながら話はなしをするまでは。
窓まどの外そとは大おおきな鳥とりたちが空覆そらおおい尽つくしてく渋滞中じゅうたいちゅう
三日月みかづきを飲のみ込こんでどこかへと向むかってる
やりかけてたゲームはノーセーブ
机つくえにほぼ手てつかず参考書さんこうしょ
震ふるえる身体からだをいなす様ようにすぐにヘッドフォンをした
不明ふめいなアーティスト項目こうもくの
タイトル不明ふめいのナンバーが
途端とたんに耳元流みみもとながれ出だした
「生いき残のこりたいでしょう?」
蠢うごめきだす世界会場せかいかいじょうを
波打なみうつように揺ゆれる摩天楼まてんろう
紛まぎれもないこの声こえはどう聞きいても
聞きき飽あきた自分じぶんの声こえだ
「あの丘おかを越こえたら20秒にじゅうびょうで
その意味いみを嫌いやでも知しることになるよ。
疑うたがわないで。耳みみを澄すませたら20秒先にじゅうびょうさきへ」
交差点こうさてんは当然大渋滞とうぜんだいじゅうたい
もう老若男女ろうにゃくなんにょは関係かんけいない
怒号どごうやら赤あかん坊ぼうの泣なき声ごえで埋うまっていく
暴あばれだす人ひと 泣なき出だす少女しょうじょ
祈いのりだした神父しんぷを追おい抜ぬいて
ただ一人目指ひとりめざすのは逆方向ぎゃくほうこう
あの丘おかの向むこうへと
ヘッドフォンから依然声いぜんこえがして
「あと12分じゅうにふんだよ」と告つげる
このまま全すべて消きえ去さってしまうならもう術すべは無ないいだろう
ざわめき出だす悲鳴合唱ひめいがっしょうを
涙目なみだめになってかすめる10秒じゅうびょう
疑うたがいたいけど誰だれがどうやっても
終おわらない人類賛歌じんるいさんか
「駆かけ抜ぬけろ、もう残のこり1分いっぷんだ。」
その言葉ことばももう聞きこえない位くらいに
ただ目指めざしていた丘おかの向むこうは
すぐ目めの前まえに
息いきも絶たえ絶だえたどり着ついたんだ
空そらを映うつし出だす壁かべの前まえに
その向むこう白衣はくいの科学者かがくしゃたちは
「素晴すばらしい」と手てを打うった
疑うたがうよ。
そこから見みる街まちの風景ふうけいは
まるで実験施設じっけんしせつの様ようでさ
「もう不必要ふひつようだ。」
科学者かがくしゃは片手間かたてまに爆弾ばくだんを投なげた
箱はこの中なかの小ちいさな世界せかいで
今いままでずっと生いきてきたんだなと
燃もえ尽つきていく街まちだったモノを
ただ、呆然ぼうぜんと見みる耳元みみもとで
ヘッドフォンの向むこうから
「ごめんね」と声こえがした