晩秋の彼方に 歌詞 下北龍一 ふりがな付

夏なつの盛さかりを のり越こえて
木枯こがらし吹ふくころ あなたは旅立たびだった
なんでどうして こんな運命さだめに
誰だれかおしえて…
ありったけの力ちからで 生いききったあなた
もう話はなせない こころの中なかでしか

あの日ひあの町まち 青あおい空そら
さざめく潮騒しおさい 白樺林しらかば 木漏こもれ日びよ
いつもいつでも そばにあなたが
おれを充みたした…
ふたりで重かさねる 大切たいせつな時間じかん
もうかなわない 明日あしたも明後日あさっても

ともに微笑ほほえむ 過すぎし日ひの
写真しゃしんのあなたは 今いまでも若わかいまま
なんでどうして こんな運命さだめに
季節ときは移うつろい…
今いまこそ歌うたおう 星空ほしぞらを見上みあげ
もう躊躇ためらわず 「あなたを愛あいしてる」