我楽多草稿 歌詞 尾崎紅葉(梅原裕一郎) ゲーム「明治東亰恋伽～ハヰカラデヱト～」 キャラクターソング ふりがな付

そんな想おもい出で 空そらに飾かざっても
月つきは曇くもって
強つよがるのなら 震ふるえてる肩かたを
抱だきしめたい

例たとえばその涙なみだに
滲にじむ星屑ほしくずが
腕うでの中なかで砕くだけて
消きえゆくときまで

わかりっこない 感情かんじょうの淵ふちに
騙だまされたまま
字余じあまりの愛あい 少すこし無理矢理むりやりに
告つげてみようか

時ときが分わかつ秘密ひみつを
この手てで破やぶれば
ふたり 惹ひかれあうのは
抗あらがえぬ運命さだめ

どんな 燈火ともしびが生うまれるだろう
今宵こよいの紅あかは深ふかく
おまえの笑顔えがおで 暴あばかれてく 微かすかな光ひかり
いつも 我楽多がらくたの夢ゆめ 集あつめて
追おいかけてた この美学びがくは
おまえに似合にあうはずさ
永久とわに寄より添そいし 浪漫ろまんとなれ

雑詠ざつえいなれど 行間ぎょうかんの次つぎは
同おなじ文句もんくさ
字足じたらずの愛あい 振ふり回まわされても
それでもいい

苦にがき覚おぼえ 重かさねた
物語ものがたりさえも
幾度いくど 読よみ返かえすほど
突つき刺ささる答こたえ

譲ゆずれない祈いのり 貫つらぬく願ねがい
今宵こよいの月つきに映はえて
美うつくしきものよ その続つづきは
くちづけのあと
いつか 我楽多がらくたの夢ゆめの中なかで
染そまってゆく おまえを見みよう
眩まばゆい夜明よあけの果はて
暁色あかつきいろした ダイヤモンド

どんな 燈火ともしびが煌きらめくだろう
今宵こよいの紅あかは深ふかく
狂くるおしいほどに 咲さき乱みだれる
確たしかな光ひかり
いつも 我楽多がらくたの夢ゆめ 集あつめて
追おいかけてた この美学びがくは
おまえに似合にあうはずさ
永久とわに寄より添そいし 浪漫ろまんとなれ