こんな世界にしたのは誰だ 歌詞 伶 映画「小説の神様 君としか描けない物語」挿入歌 ふりがな付

風かぜが吹ふく 木々きぎが揺ゆれる
振ふり返かえり笑わらう君きみの姿すがたに 僕ぼくは...

ほんの少すこしの余白よはくにそっと線せんを引ひいた
期待きたいするのが嫌いやでそっと線せんを引ひいた
優やさしくなんてしないでほしいよ
入はいって来きないでよ

誤変換ごへんかんされるなら声こえを殺ころして
重力じゅうりょくに逆さからう羽根はねもぎ取とって
死しぬまでずっと籠かごの中なかで生いきてゆくから

書かき順じゅんくらいしか僕ぼくは"夢ゆめ"を知しらない
叶かなえ方かたも何なにもかも
それで良よかった そう良よかったはずなのに
ああ、全部ぜんぶ君きみのせいだ

こんな世界せかいにしたのは誰だれだ
こんな世界せかいにしたのは僕ぼくだ
どこまでも深ふかい暗闇くらやみが急きゅうに怖こわくなる
こんなに美うつくしいのは何故なぜだ
こんなに美うつくしいのは何なんだ
どこまでも眩まぶしい光ひかりに戸惑とまどいを隠かくせない

夜よが明あけてしまえば大人おとなになる
望のぞんでもないのに大人おとなになる
神様かみさまなんてどこにもいないよ
いるはずないんだよ

枯かれ果はてたナミダ 空からっぽになったココロ
捨すてたはずさ何なにもかも
青空あおぞらを見みて胸むねがぎゅっとするなんて
ああ、どうかしてる変へんだ

こんな世界せかいに生うまれた理由わけは
こんな世界せかいを愛あいする意味いみは
どこを探さがしても見みつからない答こたえが今いまさら
君きみを傷きずつけるのは何なんだ
君きみを泣なかすのだけは嫌いやだ
初はじめて出会であう感覚かんかくに僕ぼくは今いま動うごけない

モノクロな日々ひびの傍観者ぼうかんしゃになって孤独こどくなまま消きえてくだけさ
それで良よかったそう良よかったはずなのに
ああ、全部ぜんぶ君きみのせいだ

こんな世界せかいにしたのは誰だれだ
こんな世界せかいにしたのは僕ぼくだ
どこまでも深ふかい暗闇くらやみが急きゅうに怖こわくなる
こんなに美うつくしいのは何故なぜだ
こんなに美うつくしいのは何なんだ
どこまでも眩まぶしい光ひかりにとまどいを隠かくせない