荊棘 (album version) 歌詞 the twenties ふりがな付

壊こわれはじめた隙間すきまを彷徨さまよいながら
空そらを飛とぶのかい?
はにかんだ君きみの顔かお 車道しゃどうに並ならべ
血ちを流ながして 踏ふみ潰つぶされた虫むしのように
這はいずればいい 這はいずればいい
命乞いのちごいもできないまま

嘆なげき苦くるしみ もがく姿すがたに
薔薇ばらの花束はなたばで祝いわいましょう
朝あさの陽射ひざしが 心地ここちよいのも
冬ふゆの香かおりが懐なつかしいのも

冴さえないステップで 踊おどりたい夜よるがある
僅わずかばかりの 喜よろこびと触ふれたこと
薄うすれていく頬ほおの影かげに 青あおの色いろが重かさなっていく
いずれ闇やみに堕おちるのなら いっそここで 夢ゆめの中なかで

息いきを潜ひそめて 耳みみを澄すませば
僕ぼくの世界せかいも素晴すばらしいでしょう
めぐる季節きせつも 街まちの景色けしきも
星ほしが揺ゆらめく闇やみの中なかも

醒さめない夢ゆめなら このまま…
すべてが良よくなる
すべてが上手うまくいくでしょう