傷と光 feat.狐火 歌詞 TAK-Z ふりがな付

正当化せいとうかした正義せいぎを背負せおい 引ひき換かえに盲目もうもく 都合つごう良よいイヤフォン
多数決たすうけつもほとんどサブアカ捨すてアカ マスコミ ステマ
万ばん人にんに好すかれる事ことなんてとっくの昔むかしに捨すててきた
隙間すきまを縫ぬうように探さがした居場所いばしょ
手てを伸のばし リングに上あがったたった1人ひとり
最後さいごに向むき合あった言葉ことばは何なにだったか
じゃあ、産うまれて初はじめて覚おぼえた言葉ことばは
何なにだったか きっと笑顔えがおが似合にあう言葉ことばだったか
言葉ことばに生いかされ 言葉ことばに殺ころされ
生うまれ変かわったら言葉ことばのないどこかへ
本心ほんしんじゃない 代弁だいべんでさえ 心こころの奥深おくふかく
突つき刺ささる言葉ことばがある
それは大人おとなになる程ほど 軽かるくて薄うすく
1人ひとりになる程ほど 重おもく冷つめたい

壊こわれないように 崩くずれないように
狂くるおしいほどに 堪こらえてきた それでも
届とどかぬ想おもい 泪なみだと共ともに
独ひとり遠とおくへと 消きえていく

ここまで来くる道みちの途中とちゅうのバス停てい
子ごを見送みおくる母ははの「いってらっしゃい」
それは「おかえり」前提ぜんていの優やさしい言葉ことば
必かならずまた戻もどってくるはずの言葉ことばとあなた
でも人間にんげんは体温たいおんをもたないたった2文字もじで 体温たいおんを失うしなう
そのたった2文字もじは人生じんせいを相殺そうさつ
はき違ちがえた表現ひょうげんの自由じゆう
逆ぎゃくに生はえた羽根はねの切きっ先さき
迷まよわずに人差ひとさし指ゆびから予測よそく変換へんかんした
その言葉ことばは行いき先さきまでは予測よそく出来できなかった
万ばん人にんに好すかれる事ことは捨すててきた
でも 出来できれば愛あいされたかった
SNSの中傷ちゅうしょうがトップロープより高たかい位置いち
失うしなわれた1つの命いのちが
やがて誰だれかの闇やみテラスハズ

壊こわれないように 崩くずれないように
狂くるおしいほどに 堪こらえてきた それでも
届とどかぬ想おもい 泪なみだと共ともに
独ひとり遠とおくへと 消きえていく

戻もどれない昨日きのう 見みたくない明日あした
通とおり過すぎていく 目めの前まえの今いまにさえも
消きえたくはない 微かすかな光ひかり
独ひとりじゃなかった 愛あいされてた