花はなはその宿命しゅくめいに咲さいているから
散ちりゆく姿すがたさえまた美うつくしいの
鳥とりはその瞳ひとみに海うみを写うつして
遠とおい陸りくを目指めざし一途いちずに飛とぶの
風かぜはあてなどなく吹ふいているのに
なぜこの想おもいだけ 胸むねに残のこるの
月つきが昼ひるの空そらに 隠かくれるように
ひとり息いきを潜ひそめ 夜よるを待まってたの
足並あしなみがぶつかる交差点こうさてん
点滅てんめつ信号しんごうに急せかされるように
何なにもなかったような顔かおをして
昨日きのうの涙なみだを 今日きょうに溶とかす
通とおり過すぎてゆくあの人ひとも
この痛いたみを知しっているはずでしょ
どうしてそんなふうに笑わらえるの
ずっとずっと わからなかったけど
花はなはその宿命しゅくめいに咲さいているから
散ちりゆく姿すがたさえまた美うつくしいの
鳥とりはその瞳ひとみに海うみを写うつして
遠とおい陸りくを目指めざし一途いちずに飛とぶの
人ひとはその宿命しゅくめいに生いきてゆくから
悲かなしみも涙なみだも また美うつくしいの
花hanaはそのhasono宿命syukumeiにni咲saいているからiteirukara
散chiりゆくriyuku姿sugataさえまたsaemata美utsukuしいのshiino
鳥toriはそのhasono瞳hitomiにni海umiをwo写utsuしてshite
遠tooいi陸rikuをwo目指mezaしshi一途ichizuにni飛toぶのbuno
風kazeはあてなどなくhaatenadonaku吹fuいているのにiteirunoni
なぜこのnazekono想omoいだけidake 胸muneにni残nokoるのruno
月tsukiがga昼hiruのno空soraにni 隠kakuれるようにreruyouni
ひとりhitori息ikiをwo潜hisoめme 夜yoruをwo待maってたのttetano
足並ashinaみがぶつかるmigabutsukaru交差点kousaten
点滅tenmetsu信号shingouにni急seかされるようにkasareruyouni
何naniもなかったようなmonakattayouna顔kaoをしてwoshite
昨日kinouのno涙namidaをwo 今日kyouにni溶toかすkasu
通tooりri過suぎてゆくあのgiteyukuano人hitoもmo
このkono痛itaみをmiwo知shiっているはずでしょtteiruhazudesyo
どうしてそんなふうにdoushitesonnafuuni笑waraえるのeruno
ずっとずっとzuttozutto わからなかったけどwakaranakattakedo
花hanaはそのhasono宿命syukumeiにni咲saいているからiteirukara
散chiりゆくriyuku姿sugataさえまたsaemata美utsukuしいのshiino
鳥toriはそのhasono瞳hitomiにni海umiをwo写utsuしてshite
遠tooいi陸rikuをwo目指mezaしshi一途ichizuにni飛toぶのbuno
人hitoはそのhasono宿命syukumeiにni生iきてゆくからkiteyukukara
悲kanaしみもshimimo涙namidaもmo またmata美utsukuしいのshiino