デイムーン 歌詞 未完成モノローグ ふりがな付

足あしをぶらつかせて 夜よるのアカリ見みた
季節きせつの変かわり目めに 街まちはまた誰だれかを攫さらっていく

変かわっていかなきゃな 縋すがっていかなきゃな
置おいてけぼりの昨日きのうの 私わたしは泣ないたりしてるかな

短みじかめのスカート 長ながめの袖口そでぐち
身みに纏まとったどれも 目立めだっちゃって
しょうがない
無理むりやり咥くわえた 灰色はいいろのモノローグ
詰つまっちゃって
生いきづらそう …嘘うそ

未来みらいには期待きたいしない そんな感かんじで生いきてみたい
すぐに放はなって忘わすれたい 囚とらわれたりしないように

君きみと踊おどって明あかしたい そんな感かんじで生いきてみたい
顔かおを拭ぬぐってしまいたい 誰だれも私わたしを知しらない
世界せかいに そんな世界せかいに連つれていってよ ねえ

暇ひまを持もて余あまして 夜よるのアカリに身みを
寄よせ合あう人ひとの影かげ 溶とかした嗚咽おえつを泳およいでく

狭せまくてちっぽけな こんなレンズ越ごしじゃ
少すこし深ふかい世界せかいは 見みることができないのかな

きつめの襟元えりもと 長ながめの前髪まえがみ
身みに纏まとったどれも 窮屈きゅうくつで
しょうがない
名前なまえの並ならんだ 白色しろいろのモノローグ
苦くるしんでいるのは …誰だれ

悪わるい人ひとなんていない そんな正義せいぎに囲かこまれて
私わたしは精一杯せいいっぱい走はしる 生いき苦くるしく走はしってゆく

君きみは私わたしを知しらない そんな感かんじで生いきているの
せめて夢ゆめを見みていたい 全すべて忘わすれてしまう
世界せかいに そんな世界せかいに連つれていってよ

何なにかが不満ふまんで納得なっとくできなくて
何なにかが不安ふあんで情なさけなくたって
抜ぬけ出だして傷付きずつくことは怖こわいの

街まちで見みた淀よどんでる空そらに
夢ゆめで見みた不可解ふかかいな色いろに
どうしてこんなに焦こがれているの

未来みらいには期待きたいしない そんな感かんじで生いきてみたい
すぐに放はなって忘わすれたい 囚とらわれたりしないように

いつか私わたしも君きみも 空気くうきのなか馴染なじんでゆく
知しらない間あいだに同おなじ 「私わたし」が生うまれてゆく
世界せかいで そんな世界せかいで待またないでよ

こんな世界せかい 連つれ出だしてよ ねえ