ポケット 歌詞 オサム ふりがな付

君きみと繋つないでた手てを離はなしてから ずっとずっと
この手てはポケットの中なか
その声こえも仕草しぐさもぬくもりも ぜんぶぜんぶ
丸まるめて突つっ込こんだ

「危あぶないよすぐ転ころぶくせに」
からかう君きみは隣となりにいなくて
それがどんなに大切たいせつかって
今更いまさら気きづいたって

あぁでもきっと僕ぼくはどんな明日あしたが来こようとも
君きみを探さがして 探さがしてしまう
いつもの場所ばしょや服ふくのポケットを見みたけどあるのは
グシャグシャになった 思おもい出でだけ
涙なみだが止とまらなくて 君きみのいない街まちが滲にじんで
どこかに捨すてなきゃなんだ わかってる
あぁバイバイ

君きみの手てを握にぎるはずのこの手ては もうなんの
役目やくめも果はたせない
左手ひだりてが空そらを切きるのに 慣なれなくて
ポケットに突つっ込こんだまま

なぜ 君きみがいなくなったのか
不器用ぶきような僕ぼくがやらかして
それがどんなにバカだったって
今いまさら気きづいたって

あぁでもきっと君きみはどんな明日あしたが来こようとも
戻もどることはない 戻もどらないだろう
昨日きのうまでの僕ぼくがどこにいたか探さがしてみても
グシャグシャになって 思おもい出だせない
涙なみだが止とまらなくて 君きみのいない街まちが滲にじんで
どこにも捨すてられないよ 今いまはまだ

自分じぶんの居場所いばしょを見失みうしなっている
行いったり来きたりの僕ぼくに
信しんじることさえも 教おしえてくれたその手てを
もう一度いちど もう一度いちど 強つよく握にぎるから

あぁでもきっと僕ぼくはもう一度いちど明日あしたが来くるなら
君きみを離はなさない 離はなさないのに

世界せかいでたった一ひとつの大切たいせつな愛あいを落おとして
グシャグシャになった ぬけがらな僕ぼく
涙なみだもいつか止とめて 君きみのいない街まちにも慣なれて
ポケットから手てを出だして 行いかなくちゃ
あぁバイバイ