あめ ふれ もっと
止やみそうにない雨あめ
眺ながめてるうちに
ふと頭あたまよぎる
制服姿せいふくすがたのわたしが
もしも躊躇ためらいなく
恋こいできたのならば
違ちがう自分じぶんに逢あえるでしょうか?
暴走ぼうそうしがちの感情かんじょうだって
今いまだけは許ゆるされるだろう
目めを閉とじれば
放課ほうか後ごの帰かえり道みち
雨音あまおとと心音しんおんが
静寂せいじゃくの最中さいちゅうこだましてる
(恋こいを奏かなでる)
ひと張はりの傘かさ広ひろげ
ふたりきりの世界せかい
まだ降ふり止やまないで
あめ ふれ もっと
そっと袖そでを通とおした
水鏡みずかがみに映うつる
緩ゆるみきった表情ひょうじょう
誰だれも見みてないかまわない
髪かみを優やさしく梳すいて
襟元えりもとの飾かざりを
身みに纏まとう瞬間しゅんかんあふれた夢想むそう
想おもい馳はせる幸しあわせを
かたちとして残のこしたくて
空そら仰あおげば
制服せいふくの裾すそ濡ぬらす
雨粒あまつぶと涙なみだが
乾かわくまでそばを離はなれないで
(恋こいに気付きづいて)
遠回とおまわり雨宿あまやどり
他愛たわいもない時間じかんを
過すごせたらいいのに
嗚呼ああ 普通ふつうの女おんなの子こだったなら
「あなたが好すき」と
告つげられただろうか(素直すなおに)
しがらみのないまっさらな声こえで
絶たえ間まなく降ふり注そそぐ
雨音あまおとに本音ほんねを
静寂せいじゃくの最中さいちゅう紛まぎれ込こませ
(恋こいを忍しのばせ)
いつの日ひかこの想おもいが
届とどいてくれる刻ときを
待まち侘わびながら
放課ほうか後ごの帰かえり道みち
雨音あまおとと心音しんおんが
静寂せいじゃくの最中さいちゅうこだましてる
(恋こいを奏かなでる)
ひと張はりの傘かさ広ひろげ
ふたりきりの世界せかい
まだ降ふり止やまないで
あめ ふれ もっと
あめame ふれfure もっとmotto
止yaみそうにないmisouninai雨ame
眺nagaめてるうちにmeteruuchini
ふとfuto頭atamaよぎるyogiru
制服姿seifukusugataのわたしがnowatashiga
もしもmoshimo躊躇tameraいなくinaku
恋koiできたのならばdekitanonaraba
違chigaうu自分jibunにni逢aえるでしょうかerudesyouka?
暴走bousouしがちのshigachino感情kanjouだってdatte
今imaだけはdakeha許yuruされるだろうsarerudarou
目meをwo閉toじればjireba
放課houka後goのno帰kaeりri道michi
雨音amaotoとto心音shinonがga
静寂seijakuのno最中saichuuこだましてるkodamashiteru
(恋koiをwo奏kanaでるderu)
ひとhito張haりのrino傘kasa広hiroげge
ふたりきりのfutarikirino世界sekai
まだmada降fuりri止yaまないでmanaide
あめame ふれfure もっとmotto
そっとsotto袖sodeをwo通tooしたshita
水鏡mizukagamiにni映utsuるru
緩yuruみきったmikitta表情hyoujou
誰dareもmo見miてないかまわないtenaikamawanai
髪kamiをwo優yasaしくshiku梳suいてite
襟元erimotoのno飾kazaりをriwo
身miにni纏matoうu瞬間syunkanあふれたafureta夢想musou
想omoいi馳haせるseru幸shiawaせをsewo
かたちとしてkatachitoshite残nokoしたくてshitakute
空sora仰aoげばgeba
制服seifukuのno裾suso濡nuらすrasu
雨粒amatsubuとto涙namidaがga
乾kawaくまでそばをkumadesobawo離hanaれないでrenaide
(恋koiにni気付kiduいてite)
遠回toomawaりri雨宿amayadoりri
他愛tawaiもないmonai時間jikanをwo
過suごせたらいいのにgosetaraiinoni
嗚呼aa 普通futsuuのno女onnaのno子koだったならdattanara
「あなたがanataga好suきki」とto
告tsuげられただろうかgeraretadarouka(素直sunaoにni)
しがらみのないまっさらなshigaraminonaimassarana声koeでde
絶taえe間maなくnaku降fuりri注sosoぐgu
雨音amaotoにni本音honneをwo
静寂seijakuのno最中saichuu紛magiれre込koませmase
(恋koiをwo忍shinoばせbase)
いつのitsuno日hiかこのkakono想omoいがiga
届todoいてくれるitekureru刻tokiをwo
待maちchi侘waびながらbinagara
放課houka後goのno帰kaeりri道michi
雨音amaotoとto心音shinonがga
静寂seijakuのno最中saichuuこだましてるkodamashiteru
(恋koiをwo奏kanaでるderu)
ひとhito張haりのrino傘kasa広hiroげge
ふたりきりのfutarikirino世界sekai
まだmada降fuりri止yaまないでmanaide
あめame ふれfure もっとmotto