花に澪 歌詞 かりん ふりがな付

失うしなったその数かずだけ
広ひろがる眺ながめの空そらは胸むねを打うった
悲かなしみよ、無駄むだにはならないで
俯うつむいたまま そう願ねがった

はらり 落おちていった
光ひかる涙なみだはどこへいく

いつか巡めぐりめぐってあなたの元もとで
息いきをするのだろうか

傷きず口ぐちを開ひらく冷つめたい雨あめが
明日あすを咲さかす花はなに降ふり注そそぐように
今日きょう噛かみ締しめた幸しあわせは
誰だれかの涙なみだから生うまれたのかもしれない

終おわりがないような荒波あらなみも
どうにもならない傷跡きずあとも
最後さいごに辿たどり着つく場所ばしょが
優やさしさの隣となりでありますように

はらり溢こぼれてった
光ひかる涙なみだはどこへいく

いつか巡めぐりめぐってあなたの笑顔えがおを
咲さかせてほしいから

空そらに花はな咲さき 重かさねた心こころ一ひとつ
温ぬくもり絶たえず続つづきますように
涙なみだが繋つないだ 限かぎりある時ときを今いま
あなたと二人ふたりここで紡つむいていくから

裏切うらぎられた愛あいも
届とどかなくなった幸しあわせも
失なくした日々ひびも、風かぜに奪うばわれた願ねがいも

花はなが綻ほころぶように笑わらうあなたの
理由りゆうになるなら

涙なみだは流ながれたまま戻もどらないようで
形かたちを変かえて幸しあわせを守まもるから
失なくした日々ひびも裏切うらぎられた過去かこも
あなたと二人ふたり息いきをするためにあったんだと
揺ゆるぎない心こころで今いまそう思おもえるよ