千羽鶴 歌詞 川倉浩輔 ふりがな付

「季節きせつの変かわり目め 気きを付つけて」「こっちのことは大丈夫だいじょうぶ」
「今度こんどは大おおきな病院びょういんに連つれて行いくね」と知しらされた
妹夫婦いもうとふうふに任まかせきり 詫わびる気持きもちの千羽鶴せんばづる

夜中よなかの携帯でんわが耳みみをつく 悪わるい予感よかんは当あたるもの
都合つごう付ついたら帰かえってと 受話器じゅわきの向むこうは震ふるえ声ごえ
片道かたみち切符きっぷを握にぎりしめ 汗あせは流ながれてうろたえて…

あなたが倒たおれた台所だいどころ 壊こわれた湯呑ゆのみも あの日ひのまま
病やまい上手じょうずの治なおり下手べた ゴメンねゴメンと繰くり返かえす
あなたが一番いちばん辛つらいのに 痩やせて小ちいさくなってゆく

お願ねがい!連つれていかないで 息いきを吹ふきかけ擦さする手てに
あなたが笑わらった気きがします 眠ねむってるよな気きがします
もうすぐ家うちに帰かえれるよ 畳たたみの上うえで休やすめるよ
頑張がんばり抜ぬいた…証あかしには 風かぜに揺ゆらめく千羽鶴せんばづる
風かぜに揺ゆらめく千羽鶴せんばづる