我が里 歌詞 まほろば ふりがな付

男おとこらは 汗あせをかき田たを耕たがやす
焼やけた肌はだに いくつもの運命うんめいを背負せおい
海うみも知しらぬが 山やまも知しらぬが その足あしで
男おとこらは 我わが里さとの田たを耕たがやす

女おんならは 風かぜを読よみ種たねをまく
揺ゆれる裾すそに 染しみついた土つちの香かおりよ
鳥とりにもなれぬ 蝶ちょうにもなれぬ その腕うでで
女おんならは 我わが里さとに種たねをまく

子供こどもらは 命いのちをつないでゆく
光ひかる眼めに 汚よごれなき明日あしたを宿やどして
にらめっこしましょ 笑わらうは負まけよ その笑顔えがお
子供こどもらは 我わが里さとを歌うたい継つぐ

時ときの世よは 古いにしえるより続つづく道みち
巡めぐり巡めぐるは 幸しあわせと不幸ふしあわせ
恐おそれはいらぬ 迷まよいもいらぬ その命いのち
いつか必かならず 我わが里さとの土つちに還かえる