ストロベリー・ソフトキャンディ 歌詞 READY TO KISS ふりがな付

君きみの涙なみだをはじめて見みたとき
走はしり去さる君きみの背中せなかを追おいかけたんだ
廊下ろうかの隅すみっこ うずくまった君きみを
慰なぐさめたいけど言葉ことばが見みつからない

いつもの素敵すてきな笑顔えがおが見みたくて
カバンのポケットからそれを取とり出だした

ストロベリーのソフトキャンディ
「はい」って君きみに差さし出だした
涙なみだ交まじりにはにかんで
君きみは一粒ひとつぶ受うけ取とった
包つつみ紙がみを開あけたら
甘酸あまずっぱい匂においがした
僕ぼくは本当ほんとうの気持きもちにブレーキかけた

少すこし落おち着つき取とり戻もどした君きみに
「どうしたの?」って聞きくけど、はぐらかされる
でもね、なんとなく分わかってしまうんだ
君きみには泣なくほど大事だいじな誰だれかがいる

君きみを傷きずつけるその人ひとなんかより
絶対ぜったい僕ぼくの方ほうが君きみを好すきなのにね

ストロベリーのソフトキャンディ
もう一粒ひとつぶを取とり出だした
口くち塞ふさぐためそれを噛かんで
余計よけいな事こと言いわぬように
今いま本当ほんとうの気持きもち
言いうのは卑怯ひきょうな気きがして
奥歯おくばに何なにか挟はさまったように話はなした

あれからただ時ときは過すぎて

ストロベリーのソフトキャンディ
「はい」って君きみに手渡てわたした
あのとき君きみの手てを掴つかんで
どこかへ連つれて行いってたら
今頃いまごろもっと君きみの近ちかくにいられてたのかな
だけど優やさしいだけじゃその先さき行いき止どまり

ストロベリーのソフトキャンディ
ひとつカバンに残のこってた
僕ぼくがあの日ひかけてしまった
急きゅうブレーキの跡あとのように
包つつみ紙がみを開あけたら
甘酸あまずっぱい匂においがした
胸むねを締しめ付つけるようなあのとき感かんじた気持きもち
呼よび覚さまされるんだ
ストロベリー・ソフトキャンディ