欲しがり 歌詞 STEPHEN SMITH ふりがな付

無邪気むじゃきなほど甘あまい誘惑ゆうわくに捕つかまって
疚やましい問題もんだいはいつも甲斐性かいしょうと交換こうかん制せい

まあ、しょうがないや
とは言いえ優やさしさも擦すり減へらしゃ
満員電車まんいんでんしゃに乗のり込こむ気分きぶん
降おりる駅えきは何処どこで消きえた?

不思議ふしぎなほどマニュアル通どおりに嵌はまって
おままごとよ 易やすい愛情あいじょうと献身けんしん性せい

節操せっそうがないな
とは言いえ湧わき出だす愛着あいちゃく これも面倒めんどう
情じょうに委ゆだねては良よからぬ機縁きえん
冷さめた目めも謂いわば冗談じょうだん

間違まちがえた途端とたん
立たち位置いちばかりが気きになりだす
フラットシーツの皺しわを
正ただしてはまた乱みだしてしまうように

あぁ業ごう担にない道理どうりを焚くべた成なれの果はて
手中しゅちゅうに無ないもんは無ないなんて言いえぬ欲望よくぼう
欲ほしいから欲ほしい!

浮気うわきな同調どうちょう 軽々かるがる慈愛じあいに跨またがって
見みせかけほど喋しゃべれば主張しゅちょうも曖昧あいまいで

取とっ替かえ引ひっ替かえ
芽めを摘つんで唾つばを塗ぬって晒さらし合あって
賞味期限しょうみきげんは飽あきが来くるまで
慈悲じひも血ちも涙なみだも無ない

手てに入いれた途端とたん
次つぎの手招てまねきに気きが散ちりだす
欲ほしがりなのは君きみの方ほうさいつも
目めを合あわすようで視野しやは遠とおい

あぁ興きょうじたい 合理ごうりの盾たても投なげ捨すてて
呼吸こきゅうみたいに容赦ようしゃ無ない 底そこ知しれぬ欲望よくぼう
人ひとの分ぶんまで欲ほしい!

あぁ業ごう担にない道理どうりを焚くべた成なれの果はて
手中しゅちゅうに無ないもんは無ないなんて言いえぬ欲望よくぼう
欲ほしいから欲ほしい!