Cheap Lens 歌詞 Kolokol ふりがな付

晴はれた夜空よぞらを見上みあげた時とき
ふいに思おもい出だすんだ
写真しゃしんになれない星ほしを

灯あかりは消きえ 街まちは眠ねむり
夜風よかぜ刺ささる頃ころ
静しずかに 静しずかにと
カメラ片手かたてに抜ぬけ出だした

朝あさ見みたニュース番組ばんぐみで
いつもの人ひとが言いってた
今夜こんやは1000年振ねんぶりの星空ほしぞらだと

指ゆびでフレームを合あわせて覗のぞく星景せいけいは
複雑ふくざつで だけどなぜか尊とうとくて
無我夢中むがむちゅうでカメラのシャッターを押おした

覗のぞいた星空ほしぞらは あれだけ光ひかっていたのに
何なにも写うつってない
真まっ黒くろな写真しゃしんは 意味いみも価値かちもないけれど
あの夜よるを感かんじれる

夜よるが明あけて 鳥とりは出掛でがけ
陽射ひざし邪魔じゃまな頃ころ
うっとり うっとりと
日々ひびのサイクルが始はじまる

付つけっ放ぱなしのテレビで
知しらない人ひとが見みせてた
昨夜さくやの星空ほしぞらが写うつった写真しゃしんを

覗のぞいた星空ほしぞらは あれだけ光ひかっていたのに
何なにも写うつってない
真まっ黒くろな写真しゃしんは 意味いみも価値かちもないけれど
あの夜よるを感かんじれる

画面がめんで見みた写真しゃしんは とてもキレイで
別べつのモノに感かんじて あの夜よるに戻もどれない
僕ぼくの写真しゃしんに なれない星ほしは心こころに
あるから またずっと
ずっと