泣なきたいのにおどけている 自分じぶんをだましてばかり
シケた面つらぶらさげて 川沿かわぞいの道みちを歩あるく
頭あたまんなかはもぬけの殻から 気付きづけばこんなにも遠とおく
置おき去ざりの影法師かげぼうし 風かぜに揺ゆれてる
許ゆるせない自分じぶんを 道端みちばたに捨すてた
どこへもゆけないのは 体からだよりも心こころのほう
だましたことも だまされたことも
暮くらしのなかで いつか忘わすれた
忘わすれたはずが ある日ひ突然とつぜん
この胸むなぐらを つかんで揺ゆさぶる
苦くるしいのに 平気へいきなふり 自分じぶんをごまかしてばかり
ほんとは震ふるえてる手てのひら ポケットに握にぎり締しめて
うまくは言いえない 言葉ことばにならない ただがむしゃらに駆かけ出だして
大声おおごえで叫さけびたい気持きもち 背中せなかを押おしてる
動うごけない自分じぶんを 空そらに放ほうり投なげた
呼よび止とめるものは きのうよりも明日あしたのほう
熱あつい思おもいも 残のこした未練みれんも
祈いのりのなかで それでもくじけた
くじけたはずが 向むかいのホーム
何なにを語かたるでもなく こっちを見みている
変かわらぬ景色けしきに やがて疲つかれた
暮くらしのなかに 埋うもれて消きえた
とうに消きえたはずが 煙けむりを立たてて
この胸むねのなか くすぶり始はじめる
もうほらすぐに 炎ほのおが上あがり
まさか 火傷やけどしそうに熱あつく燃もえてる
泣naきたいのにおどけているkitainoniodoketeiru 自分jibunをだましてばかりwodamashitebakari
シケshikeたta面tsuraぶらさげてburasagete 川沿kawazoいのino道michiをwo歩aruくku
頭atamaんなかはもぬけのnnakahamonukeno殻kara 気付kiduけばこんなにもkebakonnanimo遠tooくku
置oきki去zaりのrino影法師kageboushi 風kazeにni揺yuれてるreteru
許yuruせないsenai自分jibunをwo 道端michibataにni捨suてたteta
どこへもゆけないのはdokohemoyukenainoha 体karadaよりもyorimo心kokoroのほうnohou
だましたこともdamashitakotomo だまされたこともdamasaretakotomo
暮kuらしのなかでrashinonakade いつかitsuka忘wasuれたreta
忘wasuれたはずがretahazuga あるaru日hi突然totsuzen
このkono胸munaぐらをgurawo つかんでtsukande揺yuさぶるsaburu
苦kuruしいのにshiinoni 平気heikiなふりnafuri 自分jibunをごまかしてばかりwogomakashitebakari
ほんとはhontoha震furuえてるeteru手teのひらnohira ポケットpokettoにni握nigiりri締shiめてmete
うまくはumakuha言iえないenai 言葉kotobaにならないninaranai ただがむしゃらにtadagamusyarani駆kaけke出daしてshite
大声oogoeでde叫sakeびたいbitai気持kimoちchi 背中senakaをwo押oしてるshiteru
動ugoけないkenai自分jibunをwo 空soraにni放houりri投naげたgeta
呼yoびbi止toめるものはmerumonoha きのうよりもkinouyorimo明日ashitaのほうnohou
熱atsuいi思omoいもimo 残nokoしたshita未練mirenもmo
祈inoりのなかでrinonakade それでもくじけたsoredemokujiketa
くじけたはずがkujiketahazuga 向muかいのkainoホhoームmu
何naniをwo語kataるでもなくrudemonaku こっちをkotchiwo見miているteiru
変kaわらぬwaranu景色keshikiにni やがてyagate疲tsukaれたreta
暮kuらしのなかにrashinonakani 埋uもれてmorete消kiえたeta
とうにtouni消kiえたはずがetahazuga 煙kemuriをwo立taててtete
このkono胸muneのなかnonaka くすぶりkusuburi始hajiめるmeru
もうほらすぐにmouhorasuguni 炎honooがga上aがりgari
まさかmasaka 火傷yakedoしそうにshisouni熱atsuくku燃moえてるeteru