VS 歌詞 木元のぞみ ふりがな付

荒あれる空そらを見上みあげてる 雲くもの流ながれ遥はるか
棲すみ家かを追おわれた鳥とりたち 羽根はねさえ失なくして
この世よの終おわりを告つげるメヴィウスの輪わが
生いきとし生いけるものたちを飲のみ込こむ静寂せいじゃく

それでもなおあの空そらを 望のぞんでしまうのは
絶望ぜつぼうの先さきにあるはずの計はかり知しれない夢ゆめを
今いまもまだ強つよく信しんじてるから
雷鳴らいめい纏まとい さぁ突つき進すすめ
振ふり返かえるな 立たち止どまるな
その胸むねに輝かがやく明日あすが見みえているなら
陽炎かげろうが魅みせる幻影まぼろしに
瞬しゅん刻こくの想おもい馳はせる Far away
後戻あともどりはできない
おまえが目指めざすヒカリが
そこにあるはず
真実しんじつはその手てに

守まもりたい誰だれかを その腕うでに抱だくために
刹那せつなか永遠えいえんか選えらぶのはおまえ
流ながれる刻ときをつかみ奪とれ

限界げんかいのドア 今いま打うち破やぶれ
引ひき退さがるな 怖気付おじけづくな
魂たましいの咆哮ほうこうを忘わすれられはしないだろう?
陽炎かげろうを苛烈かれつの瞳ひとみが
残酷ざんこくな現うつつに変かえたら
美うつくしい獣けものの
叫さけびは闇やみにこだまする
鎖くさりを解ほどいて
自由じゆうをその手てに

淋さびしさに気きがついて
その足あしを止とめたら
優やさしい囁ささやきが聞きこえてくるだろう
「ここへ来きてゆっくりお休やすみよ」

耳みみを塞ふさげ trust yourself
見間違みまちがうな 惑まどわされるな
差さし伸のべられるのは優やさしさなんかじゃない
蜉蝣かげろうの儚はかない願ねがいが
漆黒しっこくを裂さく稲妻いなずまに
もう誤魔化ごまかせはしない
おまえはわかっているんだろう

暗闇くらやみの森もり さぁ駆かけ抜ぬけろ
阻はばまれても 傷きずだらけでも
研とぎ澄すましたその牙きばが呪縛じゅばくを今いま解といてゆく
陽炎かげろうは泡沫ほうまつの夢ゆめ
慟哭どうこくの先さきに見みえるのは
臆病おくびょうなおまえ自身じしん
倒たおせ! the final-stage enemy
本能ほんのうを解とき放はなて
勝利しょうりをその手てに